酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

雲去山嶺露(断酒2年5日目)

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 今日のタイトルは、いきなり、漢字ばかりを並べて、ナニこれ?どういう意味?

 

 と思われても、仕方がない。私も昨日まで知らず、今日知ったほやほやの言葉だ。禅語と言って、禅の世界で親しまれている。

 

 ふらっと入った書店で、何気なく手に取った本をパラパラと見ていたら、目に飛び込んで来た。

 

 雲去山嶺露

 (くもさってさんれいあらわる)


 厚い雲が遥かかなたを覆っていて、そこには一体何があるのか何も見えなかったが、雲がどこかへ消えてしまうと、そこに山々がくっきりとはっきりと出現した、と言う意味だそうだ。


 仏教的な解説は、本来誰でも仏の本性を持っており、悟ることが出来るのだが、多くの人間は煩悩と言う厚い雲に覆われているから、何も見えない。しかし煩悩と言う分厚い雲が晴れれば、自分の中にある仏の本性がキラキラと輝く、と。

 

 この禅語を、断酒に援用すると、毎日大量のアルコールを飲んで過ごしている生活は、暗雲垂れ込めて、山どころか、自分の周囲さえ何も見えない状態だ。だが、この飲酒三昧の厚い雲が晴れれば、くっきりと別の世界が見える、と解する。

 

 一陣の風が吹き来たり、サーッと一気にこの飲酒雲を消し飛ばしてくれれば良いのだが、そんな便利な風は絶対に吹かない。

 

 ただひたすら、一日一日、カタツムリのように、亀のように酒を断って歩む道しかない。日々、ほんの少しずつだが、自分で起こした微風が雲を少しずつ押しやり、視界が開けてくる。雲が薄くなってくる。

 

 私の場合、1年でほぼ晴れ、2年で山々が裾野までくっきりと見えた。

 

 この、酒に覆われた分厚い雲が晴れた世界を、是非とも多くの方に見てほしい。

 

 それには、先ず、断つことが先決。手段はいろいろ。本人がその気になれば、周囲も協力してくれる。保健所や精神保健福祉センターにも相談の窓口はあるし、ASKとかAKKとか、AAとか断酒会とか、相談先は他にもある。専門の医療機関だって頼もしい存在だ。

 

 たまたま私は独歩を選んだが、これもひとつのやり方に過ぎない。

 

 雲が去って、山々がくっきりと見えたとき、今まで自分は何をしていたんだろう?と、つくづく過去を振り返ることになる。

 

 けれど気を抜くと、飲酒雲はあっという間に戻ってきて、山々を隠してしまう。この辺り、アルコール依存症は、まことに恐ろしい。

 

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(本日の素晴らしい山の写真2枚は、無料写真素材のpro.foto.ne.jpさんからお借りした)

 

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