EXCITEニュースで、以下の記事が出ていた。
『酔客、数秒で線路転落 JR西が分析、対策へ
共同通信 2015年3月19日 20時08分 (2015年3月19日 20時09分 更新)』
記事をかいつまんで紹介すると、JR西日本の安全研究所が、酔っぱらい客の行動パターンを分析した。具体的には、昨年3~9月にJR西日本と大阪市営地下鉄の駅で起きた、ホームからの転落や、電車との接触の映像データ75件を分析したという。
酔っ払いが駅のホームから線路上に転落したり、電車と接触したりするのは、動作開始から数秒しかないケースが、なんと全体の9割を占めているとのことだ。動作開始とは、例えばベンチに座っている人が、いきなり立ち上がるなどの行動を始めること。
記事は、これから歓送迎会とかお花見とかで酔っ払いが増えるので、JR西日本は、この研究結果を基に、事故の未然防止を図る、と締めくくられているが...
行動開始からたった数秒で危険行為をやらかす酔っ払いを、一体どうやって守るのだろうか。寝ていた酔っ払いが突然起きて動き出すこともある。駅員の数を増やして、見張るのだろうか。
私もかつては酔っ払いであり、ホームで千鳥足だったり、自宅とは反対方向の電車に乗ってしまったり、まあ、実にいろいろとやらかしていた。ただ、幸いなことに、ホームから転落したり、電車と接触したりしたことは一度もなかった。
駅のホームで危険な行動を取るレベルまで酔うには、飲み始めから最後の店を出るまで、恐らく短くても2〜3時間、長ければ5〜6時間は飲み続けているはずだ。
仕事が終わってからのちょっと一杯が長引いたり、または歓送迎会やら花見やらイベントでの楽しい酒だったりしたはずなのに...いい気分でふらふらと動いてみたら、たった数秒でホームから転落したり、電車に接触したりするとは!
鉄道は、一旦事故が起きれば、そこで運行が止まるので、その車両だけではなく、近隣の鉄道を利用している大勢の人に迷惑がかかる。あまつさえ、その張本人の酔っぱらいは、たった数秒であの世へと旅立っているかもしれないのである。
これから暖かくなってきて、桜も咲き、卒業、入学、退職、就職、入社など、とにかく、外で酒を飲む機会が増える。鉄道だけでなく、飲酒運転事故も比例して増えていくだろう。
こうして考察してみると、飲酒事故の未然防止は、当たり前だが、酒を飲まないこと、これに尽きる。
酒を飲まないって、ただそれだけで、日常生活が心地よいではないか。
しらふ、酔っ払い、それぞれの終電の駅での情景を詠んでみた。
(しらふ)
『酒断てば 立ち居振る舞い 隙がなく どっしりと立つ 終電の駅』
(酔っ払い)
『飲み過ぎて ここはどこだい? おれはだれ? 電車接触 線路転落』
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