酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

『二重洗脳』読書感想文(断酒2年38日目)

 『二重洗脳 依存症の謎を解く(磯村毅 著)東洋経済新報社』

 

 この本は、私が読んだアルコール依存症からの回復を目指す本の中でも、実用的な点で五指に入る。内容的には、『禁酒セラピー』に匹敵するか、凌駕するかもしれない。

 

 アルコールはもちろんだが、ニコチン依存のタバコについてがメインなので、タバコと酒を同時にやめたい人には、『禁煙セラピー』と『禁酒セラピー』2冊分が1冊で済むかも(笑)

 

 この本の存在を知ったのは、断酒ブログ村に登録されているステイさんのブログ『断酒して幸せな日々を…』2015年4月10日の記事「断酒7日目 前に成功したときに読んだ本」を読んで。ステイさんには、感謝!

 

 そうそう、記事によると、ステイさんは以前、この本を読んで2年間の禁酒に成功しているそうだ。ステイさんの記事の書評も、是非読んで頂きたい。

 

 著者の磯村先生は、臨床で禁煙外来を担当されていて、全国平均で3割の禁煙成功率だが、先生のところでは、7割成功だそうだ。その秘訣が、「リセット禁煙」。これは、「リセット断酒」にも使える。

 

 どんなことが書かれているかと言うと...STEP1~STEP4まで、章分けされている。

 

 STEP1では、先ず、「メタ認知」について、それから、「失楽園仮説」について。

 STEP2では、この本の題名でもある、「二重洗脳という仕掛け」について。 

 

 

 STEP3では、「失敗の理由」について。

 STEP4では、「ハマった脳をリセットする方法」について。

 

 「メタ認知」とは、自分を客観的に眺める力だ。これ、簡単に言うと、幽体離脱のようなものかも。自分と言う現実社会で生きる肉体を、そこから抜け出た幽体の自分が第三者の目で見ている感じ。

 

 但し、このメタ認知は、酒やタバコを習慣的に摂取するようになった時点で、破綻しているそうだ。

 

 アヘン、覚醒剤、アルコール、ニコチンは、幸福感や安らぎを感じる神経を強制的に刺激する。これによって、ドーパミンを強制的に分泌させる。

 

 この薬物による刺激が繰り返されると、薬物が無い時にはドーパミンが出にくくなる。耐性が獲得されるので、次には、ちょっと多めの薬物が必要になる。そして、薬物が体内に存在しない時に当たり前に感じていた幸福感や安らぎが、心の中でかなり低下してきている。これを先生は、失楽園仮説と名付けた。

 

 なるほどねぇ~。分かる気がするなぁ。酒やタバコなど無くても楽しく幸せだった子供の頃を思い出すと、なおさら良く分かる。

 

 依存には、「身体の依存」と「心の依存」があって、どちらが厄介かと言うと、心の依存だ。身体の依存だけでは中毒にはならない。

 

 「タバコは、ニコチン切れのストレスにしか効かない」

 「酒は、アルコール切れのストレスにしか効かない」

 

 つまり、如何にももっともらしい理由として、ストレス解消の為にタバコを吸うとか酒を飲む人がいるけれど、そのストレスは、それぞれ、タバコならニコチン切れの、酒ならアルコール切れのストレスなのだ。

 

 先生に言わせると、この現象は天才的なスリに騙されているのと同じだそうだ(笑)

 

 二重洗脳とは、カルト教団によくある「ごほうび」と「恐怖」で説明できる。この教団は素晴らしい。この教祖は本物だと「ごほうび」をもらい、しかし一方では、前世とか先祖とかの話を持ち出し、この教団を離れるとろくなことにならないぞ、と恐怖で脅す。

 

 依存症脱出に失敗する人の台詞。

 「わかってる」「自分にはできない」

 

 これは、船底に穴が開いている状態だそうだ。本当は穴をふさがなければ意味がないのに、穴が開いたままで水を一生懸命掻き出している。これは、ひたすら我慢している状態である。

 

 この本の圧巻は、STEP4の「ハマった脳をリセットする方法」だ。この部分は、読んでもらうのが一番いいと思う。が、この章の中で、私が実行したこと、していることと全く同じことが書いてあったので、二つだけ...

 

 ひとつ。やめたい対象物の正体を暴くこと!

 

 ふたつ。けっして油断しないこと!

 

 私は、2年間に渡ってひたすら酒の正体を暴き、今でも、決して酒に油断をしていない!

 

 酒、タバコを何故簡単にやめられないのか、どうしたらやめられるのか、この本を繰り返し読めば、必ずヒントを得られるはずだ。

 

 

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