酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

『アルコール依存の人はなぜ大事な時に飲んでしまうのか』読書感想文(断酒2年45日目)

 『アルコール依存の人はなぜ大事な時に飲んでしまうのか(仮屋暢聡 著/阪急コミュニケーションズ)』 

 

 何故か、アルコール依存関連の本は、書店や図書館で、その背表紙が私の目に飛び込んで来る。本が私を見つけて、「読んでくれぇ~っ」と叫んでいるようだ(笑)

 

 さて、この本の著者は、メンタルクリニックを開業している精神科のドクターである。

 

 かなりのページを割いて、この本が出版された頃、麻生内閣の財務大臣を務めた中川昭一氏のアルコール依存について、客観的な分析が成されている。

 

 中でも特筆すべきは、アルコールと風邪薬の併用について、この危険性を訴えている。ちょっと風邪気味かな?と言う時に、酒飲みはついつい、風邪薬を酒で飲んだりすることがある。大量のアルコールと風邪薬を併用すると、肝障害を起こし、場合によっては死亡することもあるのだそうだ。

 

 私も、昔、酒で風邪薬を飲んだ記憶がある。無知とは、本当に恐ろしいものだ。

 

 アルコール依存の進行具合を、前期と後期に分けて、その症状を詳しく分析しているのも、ちょっと他の本には無かった内容である。

 

 依存が後期に入った時に、酒をある期間飲まないでいると起こる離脱症状について、てんかん発作を説明するために考えられた「キンドリング」と言う仮説を当て嵌めることが出来そうだと、著者は考える。

 

 これ、紹介したいが、かなり複雑なので、私の文章力と限られた字数ではムリだ(笑)

 

 また、ネズミを使った実験からはっきりと分かったのは、節酒や一時的な断酒は、依存症をよけいに重症化させるだけで、何の解決にもならないと言う事。

 

 それから、酒好きの人が陥るアルコール依存には3つのタイプがあって、それぞれ、「喜楽型」「悲哀型」「怒り型」と分類している。喜楽、悲哀、怒り、の漢字の意味で、どんなタイプか大体分かるだろう。

 

  

 アルコール依存が原因で起こる病気についても、病名を挙げて詳しく説明されている。

 

 ひとつだけ、聞きなれない病名が書かれていたので、紹介する。特に女性の方は、意識したほうが良い病名だと思う。

 

 《シュード・クッシング症候群》

 

 アルコール依存の人は、実年齢より10歳くらい老けて見えるのは何故か。それは、アルコールを飲むと、コルチゾールと言うホルモンが放出されるから。これは、別名ストレスホルモンとも呼ばれ、鬱病とも関わるホルモンである。

 

 コルチゾールは、糖の代謝調節など、身体に必要なホルモンであるが、血中濃度が高くなりすぎると、高血圧、免疫力低下、糖尿病、筋委縮、月経異常など老化と同じ症状が起こるクッシング症候群と言う病気を発症する。

 

 大量飲酒でも同様の症状が起こるので、偽のクッシング症候群と言う意味で、シュード・クッシング症候群と言うのだそうだ。

 

 女性だけでなく、男性も、酒をやめて若返ろう!

 

 毎日、適正量以上の酒を飲んでいる人は、断酒で今より10歳若返るかもしれない。

 

 酒ひとつやめるだけで、カネも浮く、時間も浮く、身体への負担も無くなる、泥酔の心配が無い、二日酔が無い、飲酒運転は絶対に無い、信用を取り戻せる、家族との関係が修復出来る・・・の他に、10歳若返るかもしれないのだ!

 

 最後の章で、「アルコール依存から脱する方法、アルコール依存にならない方法」 として、著者の豊富な臨床経験から、実用的な、様々なアドバイスが書かれている。

 

 この本も、アルコール依存に関心がある全ての人にお勧めの1冊である。

 

 是非ご一読を!

 

 

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