今日は、牧師さんの講演会を聴くために、神田の神保町まで足を延ばして来た。
私は、これと言った宗教の信者ではなく、かと言って無神論者でもなく、サムシンググレート(人智を越えた偉大な何か)の存在は信じている。仏教、キリスト教、イスラム教、その他の宗教、それぞれを認め、学ぶ立場だ。
今日は、山形の米沢興譲教会で牧師をされている田中信生先生の講演会だった。東京では3年半振り。私は2007年ごろから毎年末によみうりホールで行われていた講演会に欠かさず参加していた。
さて、今日の講演のタイトルは、
《ライフ・イズ・ビューティフル(Life is beautiful.)それはあなたが作る人生》
だった。
ライフ(Life)には、人生、生活、今この時、命など、色んな意味が込められていて、それぞれについて、どう捉え、どう生きたら良いのか、ヒントを与えて下さった。
例えば、人生には、まさか、の試練が待ち受けているものだが、どんな状況からでも、如何様にもあなたが自分の人生を選択出来ると言う事。
アメリカで実際にあった双子の話。育ちは非情に貧しく、環境も良くなかった。大人になって、一人は犯罪に手を染めて、刑務所に、もう一人は事業を興して成功していた。
この二人に、取材した人が、同じ質問をぶつけたら、同じ答えが返って来た。
取材者:「どうしてあなたの人生はこうなったのですか?」
双子共:「この人生以外に、どうやって他の人生を選べたと言うのか。」
人生は、自分で選択するもの、と言う事は、私は2年前に断酒を選択した経験と重ねて、とても良く分かった。
人生とは、自分で前向きな選択をしてゆくのがコツだと牧師さんはおっしゃった。今のあなたは過去のあなたの選択したとおりになっている。
過ぎ去った過去や、未だ来ない未来を思い迷うことなく、今、たった今この時を生きなさい、と牧師さんは言われた。あぁー、禅の「即今、当処、自己(たった今ここで自分が)」と同じ事だな、と思った。
今この時を生きるコツは、「今、この時をありがとう」と、いつも唱えることだそうだ。
そして、命(being)。学歴、財産、地位、名誉、経歴など(doing)全て取り除いて、残ったものが、命。それを丸ごと受け入れる。命そのものが、大切であり、美しいのである。
doingは比べられるけれど、beingは比べられない。なるほどねぇ~。そのとおり。命は比べられない。学歴、財産、地位、名誉、経歴などは、比較の対象になる。
命には、エネルギーが必要だ。限りある私たちが、限りないものと交わることによって、エネルギーを得て、足りない人に分けてあげる。素晴らしいな。私は足りないので分けてもらうほうかも知れない(笑)
今この時に感謝して、豊かなものに向かって人生の選択をし、エネルギーを得て周囲の人に分けてあげる生き方が、ライフ・イズ・ビューティフル!、の実践のようだ。
本を読むだけでなく、お坊さんや牧師さんや学校の先生など、講演会があれば、なるべく都合をつけて足を運ぶようにしている。これも、断酒後始めたことである。
と言う事で、先ずは、酒を断つ選択をしてみよう!
講演会は私一人で参加したのだが、かみさんが福島県のアンテナショップに行きたいと言う事で、その後、三越前で待ち合わせ、店に入ってみた。
(因みに、神田神保町から三越前まで私は運動を兼ねて歩いたのだが、ナビ付のスマホなど持っておらず、ガラケーなので、交番や通りかかる人に道を聞き、迷いながら、何とか到着した次第(笑))
店内には様々な福島県の名産物が陳列され、売り子さんも元気が良い。奥の方から大きな声が聞こえて来たので、なんだろう?と近づいてみたら…
店員さん:
「はーい!ワンコイン!500円で、3種類の地酒の飲み比べが出来ますよ〜っ!」と私を見て、「どうです?」
のみすけ:「!?」
店員さんと目が合ってしまった私は・・・どうです?と言われて、苦笑し、その場を離れた。かつて日本酒、特に地酒には目がなかった私が、目の前に実演販売されている日本酒を見ても、何とも無いどころか、飲んだらヤバイ!ニ、ニオイがキツイ!飲んだら気持ちが悪くなる!とすぐに思った。
で、店内のイートインスペースに陣取り、写真撮影は忘れたが、かみさんと濃厚で超ウマイソフトクリーム(¥350-)を食べてから…
これは、全国鍋グランプリ3位入賞の、麓山高原豚(はやまこうげんとん)のもちとろキノコ鍋うどん入り(¥600-)
うまかった!
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