タイトルは、私の言葉ではない。
昔の松下電器(ナショナル)、今のパナソニックの創業者・松下幸之助の言葉である。
msnニュース 東洋経済オンラインに、
『松下幸之助が"電算機撤退"を決断したワケ 「先を読んでから、今どうするかを考えや」』
と言う記事で、出ていた。
内容的には、電子計算機(コンピュータ)を、日本のメーカーがアメリカの真似をして開発競争に入ろうとしていた頃、松下幸之助は、先を読んで早くもその競争から降りてしまった話。
その頃は、周囲から決して高評価はされず、寧ろ、これから流行るものに何故投資しないのかと言われたのだそうだ。しかし結果的には、莫大な開発費が掛かる割には儲からず、IBMの独壇場となってしまったため、今となっては当時の松下幸之助の決断は正しかったと言われている。
記事によれば、『論語』の中の「人、遠き慮(おもんぱか)りなければ、必ず近き憂いあり」と言う孔子の言葉で、「つねに将来を思い、将来がどうなるか、そういうことに思いをめぐらし、そして、それでは、いま、なにをすべきかということを考えるようにしないと、必ず、身近なところで、問題が起こるものだ」そうだ。
いま、何をやるのか、どうしないといけないのかは、一年後、五年後、十年後、二十年後、と言った未来に、自分がどうなっていたいのか、何をしていたいのか、を思い描けば、自ずと決まって来ると言うわけだ。
偉人の言うことは、説得力があるなぁ...
断酒に取り組む時にも、この偉大な松下幸之助の言葉は、とても貴重なヒントになるだろう。
『先を読んでから、今どうするかを考えや』
このまま酒を好きなだけ好きなように飲み続けたら、半年後、一年後、三年後・・・十年後、二十年後の自分が読めるだろうか。
何年経過したところで、単なる飲んだくれに過ぎない自分しか読めない。
ならば、「酒を断ってしゃんとした生活をしている未来の自分」をしっかりと思い描いてみて、さて、それには今どうしたらいいのだろうと考える。
今、酒を断つしかない!と言う結論になる。
と、冒頭で紹介した記事を読んだ時に、話をここへ持って来ようと閃いた次第。
のんべーは、こういう発想に抵抗があるのは、 重々承知している。手っ取り早く、今すぐ酔える酒は、将来を考える頭を麻痺させる。たった今さえ気持ち良ければそれでいいと言う、刹那的な快楽・快感をもたらし、虜にするのが酒であるから。
シラフの時に、先を読んで、今どうするか、しっかり考えてみよう!
(写真4枚は、今月3日の朝、撮影した。今を盛のあやめ。大きくてひらひらしていて、不思議な花だ。)
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