酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

『定年性依存症』読書感想文(断酒2年66日目)

 定年退職を機に、アルコール依存に陥る人が増えているそうだ。

 

 以前、ネットのニュースで読んだことがあったが、精神科の先生が、まさにそのことを書いた本を見つけた。

 

 『定年性依存症 「定年退職」で崩れる人々(岩崎 正人 著/WAVE出版)』

 

 副題の『「定年退職」で崩れる人々』って、妙に生々しい表現だ。私自身の年齢も、そろそろ還暦が見える域に入って来た。尤も、会社と言う組織に馴染めずに早々とドロップアウトしてしまった私には、定年退職と言う名のゴールは無い。

 

 この本では、冒頭で定年後に発症した、「アルコール依存症」「出会い系依存症」「ギャンブル依存症」の、それぞれの男性の実例が出て来る。著者の先生が診察した人たちなので、かなりリアルである。

 

 アルコール依存症の田中さん(仮名)は、広告代理店勤務の猛烈サラリーマンだったが、58歳になった時に、肩たたきに合い、閑職へ追われる。定時に仕事を終わり、土日もきっちり休めることになったのに、やることもなく、酒ばかり飲むようになる。

 

 断酒も試みるがうまくは行かず、連続飲酒発作を起こすようになる。定年直前に何度も開かれる送別会でもベロべロに飲んでしまう。そして、いよいよ定年退職。更に時間を持て余し、連続飲酒発作。

 

 何と、田中さんは、定年退職から約半年後、連続飲酒からの嘔吐に苦しみ、奥さんが起こしに行くと、息絶えていたそうだ。

 

 定年後に「出会い系依存症」と「ギャンブル依存症」に陥り、家族に大迷惑を掛け、大顰蹙を買ったお二人の例も載っているので、興味ある方は、ご一読を。

 

 「定年性依存症」は、この本の著者の岩崎先生が名付けた。定年を機に、依存症を発症したり、増悪するケースのことだそうだ。

 

 全国的な調査によって、60歳以上のアルコール依存症が増えていることが分かっている。若年発症ではなくて、高齢発症である。

 

 高齢発症である定年制アルコール依存症では、その陰に「仕事依存症」が隠れているようだ。現役時代は、人生の全てを仕事にかけていた人が、定年でやることがなくなる。

 

 人生をかけてきた仕事を失い、ポッカリと心に穴が開いてしまうのだ。時間だけは無限に思われるほど、ある。今まで依存していた会社と仕事の代わりとして登場するのが、恐ろしいことに「アルコール」なのだ。

 

 

 定年性依存にどうしたら早く気付いて、治療へと持ち込めるか。定年後に依存症にならないためにはどうしたら良いか。発症してしまったら、どのような方法で抜け出せば良いか、丁寧なアドバイスが書かれている。

 

 特に、定年性アルコール依存症については、私の独断的持論である、50歳で酒を断とう、が、罹らないためには有効である。定年の10年前に酒を断ってしまうのだから。

 

 今、順調に会社勤めをされている方々も、5年先か、10年先か、もっと先かもしれないが、必ず訪れる定年。今から考えておいた方が良いかも。 

 

 

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