酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

『私は親のようにならない』読書感想文・前編(断酒2年72日目)

 昨日(2014年5月24日)の記事『守るものがあれば(断酒2年71日目)』で言及した本を、本日は紹介する。

 

 『私は親のようにならない アルコホリックの子どもたち(クラウディア・ブラック/誠信書房)』

 

 第一刷が1989年。著者は、アダルト・チャイルドの概念の生みの親でもある、アメリカのソーシャルワーカー、クラウディア・ブラックさんだ。女性である。

 

 本書の読書感想文を、今日が前編、明日以降に後篇として分けて書こうと思ったのは、本書のテーマがとても重く、内容もみっしりと詰まっていて、とてもさらっと流せないからである。

 

 この2年間、アルコール依存症関連の本を、それはそれは沢山読んだが、この本は、読む傍からいちいちグサッと胸に突き刺さるのだ。視点が、アルコール依存の親を持つ、子供の側から書いてあるからである。

 

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 子供からの、こんなメッセージ入りのイラストが、随所に散りばめられている。

 

 アメリカの子供が書いたのを、日本語に訳して、書き直したのだろうけれど、ドキリッとさせれられる。

 

 アルコール問題のある家庭で育った子供たちは、「私は親のようならない」と、心からそう思っているのだが、気付いてみると、自分もアルコホリックになっていたり、アルコホリックの配偶者と一緒になっているケースが多いと言う。

 

 アルコホリックの親を持つ子供は、本来の子供らしい振る舞いをする機会を失い、家庭の中で、一見大人びた、責任のある立場で世話を焼いたり、危機を未然に防いだりする役割を担うようになる。

 

 アルコホリックの多くの家庭の子供たちは、「しゃべるな、信じるな、感じるな」が不文律となっているそうだ。

 

 本当に困っていることは、話してはならない。アルコール依存者とそれを支えている配偶者は、アルコールが第一で、子供のことは眼中にないので、子供からすれば、自分の両親を信用することが出来ない。そうして、子供は、家庭内で起きていることも、自分の感情をも、否認するようになる。つまり、本来親に受け止めてもらうべき豊かな感情を、押し殺してしまうのだ。 

 改訂版も出ているようだ。 

 もし子供を持つ親で、酒をやめたいと心から思っている人がいるなら、是非読んでほしい。酒(アルコール)は、飲んでいる本人を蝕むだけではなく、純真な子供たちの性格を捻じ曲げてしまうのだ。

 

 (宝物のような本だが、何とamazonでは1円から売られている。)

 

 明日以降に書く予定の、読書感想文・後篇では、この本の後半に書かれているAC(アダルトチャイルド)の治療プロセス、ACが育った家庭での家庭内暴力(身体的虐待、性的虐待)について、私の感想を述べてみたい。 

 

 

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