今週は、旧盆にかかる夏休みの方がとても多いと思う。
帰省したり、旅行したり、出掛けなくても自宅でのんびりしたり。どうしても気が緩み、脇が甘くなる。その隙を、心の中に潜む小悪魔が虎視眈々と狙っている。
(ふふふ。チャンスだな。断酒なんて、この辺りで、終わりだ。飲ませてやるぜ!)
(ほーら、うまいぜ!久しぶりの友達と飲むビール。ちょっと難しい言葉で「久闊を叙す」って言うんだ。こういう時は飲まなきゃダメ!さあ、飲めのめ~!)
久しぶりに友人と会ったとか、何十年も前に卒業した学校の同窓会だとか、親戚が集まったとか、法事だとか、色んなイベントがあるのも、夏休みだ。
日頃、家と職場の往復の生活では、自分の行動パターンが把握出来ているから、ヤバイなと言うタイミングや時間帯に注意して、その日も酒から逃れて一日が終わる。が、家から離れて、実家へ戻ったり、旅先だったりして、かつ何かのイベントに参加しているとなると、いつ目の前に、あの液体が差し出されるとも限らないのだ。
「おー!○○、久しぶりだな、先ずは乾杯しようぜ!」
「あら、△△さん、元気だったみたいね。カンパーイ!」
ま、夏休みだけは、いっか...なんて、こんなところで隙を突かれて、ガーッと飲んでしまったら、何年断酒していようと、もう、元の木阿弥である。ハイ、戻って来ました、元の飲んだくれ。
で、こんな歌を作ってみた。
『夏休み 隙を突かれて 逆戻り!? 気を引き締めて 隙を無くそう』
(なつやすみ すきをつかれて ぎゃくもどり きをひきしめて すきをなくそう)
ことアルコール飲料が絡むイベントでは、いつも以上に気を引き締めて、それが自分の口には決して入らないように、隙と言う隙を作らないようにしなければいけない。一番いいのは、イベントに出席しないことだけれども、それはかなり難しいだろう。
自分を守るのは自分でしかない。いつかブログに書いたけれども、『法句経』にある次の一節。
「己こそ己の寄る辺
己をおきて
誰に寄るべぞ。
よくととのえし己にこそ
まこと得難き寄る辺をぞ得ん。」
自分は酒を飲んではならない人間なのだ、と、この一点だけは、譲らない自己を日頃から確立しておきたいものだ。
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