今日のタイトルは、最近読んだ本からヒントを貰った。
『施設で育った子供たちの語り(「施設で育った子供たちの語り」編集委員会・編/明石書店)』
この本も、たまたま、いつも利用する図書館の「本日返却された本」のコーナーにあった。どなたかが借りて、ちょうど返した本だ。その方が借りなかったら、そして私が借りた日に、その方が返さなかったら、私は読んでない。何かの縁を感ずる。
子供時代に家庭に問題があり、施設で育った21人の手記である。私がタイトルのヒントにさせて頂いたのが、「さまざまな人との繋がりを得て」を書かれた徳廣潤一さんの文章である。
父親が酒とパチンコに溺れ、家族を顧みず、生活が困窮し、施設に預けられることになったそうだ。
その他にも、何人かの方が、父親または母の愛人のアルコール依存によって一緒に生活することが困難になり、施設で暮らすことになったと言う内容の手記を書かれている。
酒を飲んで酔っ払うのは親の勝手だが、一緒に暮らす子供たちは、たまったものではない。タバコの副流煙による受動喫煙と同じで、酒なんぞ一滴も飲んでいないのに、勝手にしこたま飲んで酔っ払う親によって、酒害を被っているわけである。
この本を読むと、子供には、親と暮らせる家庭が先ず一番に必要なんだと言う事が良く分かる。両親が揃っていれば理想的だけれど、例え片親であっても、実の親と一緒に暮らせるのが、どんなに嬉しいことか、何人もの方が手記で綴っている。
ここまでは読んだ本の話で、ここから、本題の《自分の中の過去と現在の対話》を書いてみたい。過去とは、飲んだくれていた丸3年前の今頃の自分。
過去:今、酒やめてるって、本当なの?
現在:あぁ、全然飲んでないよ。
過去:本当に?オレ、毎日飲んでるし、飲まないなんて考えられないけど。
現在:そうだろうな。でも、やめたんだよ。
過去:よくやめられたね。何かきっかけがあったの?
現在:きっかけ。。。あったよ。
過去:どんな?
現在:それは、君が何れ、つまり今から半年後くらいに体験するのさ。
過去:え!オレが酒をやめちゃうほどの事件が起きるってわけ?
現在:まー、そゆことだね(笑)
過去:そーか。ちょっと怖いけど、君が今生きてるんだから、命には別条ないんだね。
現在:まーね。
過去:聞いても教えてくれないみたいだから、聞かないけど、それにしても、酒を飲まない人生なんて、想像もつかないんだけど。
現在:想像してみなよ。
過去:いや、酒のない人生なんて、味気なさ過ぎて、想像もしたくないな。
現在:おいおい、今のオレの人生、酒なんか飲まなくたって、たっぷりと良い味がしていて、食べ応えあるよ!
過去:へ~~。信じられん。
現在:ま、過去も現在も中身は同じオレなんだが、酒に関しては別人ってことだね。
過去:とても同じ人間とは思えないし、やっぱりオレ、酒飲めないのなら、死んだ方がいいな。
現在:何を大げさなこと言ってんだよ!
過去:いや、酒と心中したっていいぐらい、酒が好きだから、酒を飲まない生活なんて考えられないよ、本当に。
現在:君と話しても、全然かみ合わないな(笑)
過去:それは、オレのセリフだよ!
と、まー、私の中の過去と現在は、事程左様に 、酒に関しては全くの別人格になってしまったのである。同じ人間なのに、酒の話題に関しては、全く歯車がかみ合わない。
あなたも、過去の自分と会話してみると、面白いかも。
今日は今までの猛暑は一体何だったのか、夢だったのか、と言うくらいの涼しさだった。そろそろ、「夏だ、燃えよう。一日断酒!!」キャンペーンは終わりかな??
そろそろ、「秋だ、実りのために。一日断酒!!」とか、始めましょうか、野の百合さん...
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