大雨で堤防が決壊し、川が氾濫しているニュースの映像を見た。
自衛隊のヘリコプターから隊員が降りて来て、屋根の上やベランダに取り残された人たちを救助している。
大雨だけではなくて、地震、津波、噴火など、自然災害はいつ襲って来るか分からない。また、人為的な原因で起こる火災にも、いつ巻き込まれるか分からない。
このように、普段の生活とかけ離れた非常事態は、私たちの誰にでも、いつの日か起こると考えておいた方が良い。
以前にも似たようなことを書いた覚えがあるが、アルコール依存症でなくとも、酔うまで酒を飲まないほうが身のためである。このような災害が発生した時に、正体も無く酔っ払っていたら、一体どうなってしまうのか。
私がかつて飲んだくれていた頃を思い返せば、大体毎晩のように飲んでは酔っ払って寝てしまっていて、その酔いは夜中も継続していた。たまたま運良く、災害や事件に遭遇しなかったので、こうして今五体満足で生活しているけれども、酔っ払っている所へ、突然災害に見舞われたら、一溜りも無く命を持って行かれてしまったことだろう。
良寛和尚の、
『災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬる時節には死ぬがよく候
是はこれ災難をのがるゝ妙法にて候』
という有名な言葉がある。
災難に遭うのは、避けがたく仕方ないことなのだから、災難を受け入れなさい。死ぬのも避けることは出来ないのだから、その時が来たら死を受け入れなさい。実はこれが、災難にあわない秘訣なのです、と言った意味だそうだ。
これこれの呪文を唱えれば、決して災難には遭わない、とか、このお守りを持っていれば大丈夫だ、などとは言わず、災難に遭うのは仕方ないことなのだから、受け入れなさい、とのアドバイスなので、現実的だと思う。
私は良寛和尚の言葉にひとつ、自分への条件として付け加える。いざという時のために、365日24時間素面(シラフ)でいること。まー、これ、今の断酒を淡々と継続するだけのことなのだけれども。
人生、いざという時が、いつ来るかもしれない。その時、酔っ払って正体不明であるのと、シャキッと頭脳明晰であるのと、どたらの状態が好ましいのか考えてみよう。
おぉー!断酒の素晴らしいこと!
Happy!《読者通信》にとらさんから、酒の武勇伝その2が届きました!
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