8月の、ギラギラとどこまでも暑く、毎晩のようにエアコンを点けなければ眠れなかった熱帯夜が、遥か昔のようだ。
今日は肌寒く、東京は11月初旬の気温とのこと。夏が去り、秋が来た。
夏は夏で、秋は秋で、断酒初年度の人には、季節に応じた飲酒の誘惑が待っていることだろう。当たり前に飲んでいた頃の記憶が脳裏によみがえり、
(秋はこんなつまみで、あんな酒を、どんなところで、誰々と飲んでいたっけな~)
などと、思い返して、酒への未練を募らせることもきっとあるだろう。
心に潜む小悪魔は、飲ませるためのお為ごかしを囁く。
(この夏、禁酒出来たんだから、ちょっとご褒美で飲んじゃいなよ)
(やっぱり、○○には、日本酒だよ。ちょっと飲むぐらい、いいじゃないか)
(辛いことがあるなら、酒飲んで忘れるのも、有りだよ)
私も、2年前の秋はそうだった。夏を乗り越えて、少しは自信が付いて来たところへ、何でもうまい実りの秋は、食べ物が酒を誘うのだ。
先日、たまに会う同世代の知人に、こんなことを言われた。
知人:「のみすけさん、まだ酒やめてるの?」
のみすけ:「ええ、もう、全然飲んでないですよ」
知:「へぇ~。凄いな。でもこれから色んなうまいものが出て来るのに、酒がなかったらうまくないじゃない」
の:「えー!?」
これ、酒飲みの人は皆そう思っているようだ。うまいものは何でも、位置付けが「酒の肴」なのである。
いやいや、酒なんぞなくとも、うまいものは、うまい。寧ろ酒なんぞ飲まずに素面でじっくりと味わうほうが、うまいものを更にうまく食べることが出来る。これは、酒を断った人にしか分からないので、もし本当かどうか疑うのであれば、あなたも酒を断ってみてほしい(笑)
せっかくの秋の夜長を、酔っ払っていたら、味わう事が出来ない。
人生をしみじみと考えてみるも良し。
夜空にぽっかりと浮かぶ月を眺めるのも良し。
じっくりと読書をするのも良し。
ブログを書くのも良し。
子供の宿題を見てやるのも良し。
酒を飲まない生活ならば、秋の夜長を自分の為に、家族の為に、とっても楽しく過ごすことが出来る。
『秋の夜 何はさておき 断酒かな』
この記事へのNoSakeSince20131225さんからのコメント。俳句と共に、一部抜粋して追記。笑顔で断酒 VS 仏頂面、泣き顔、渋面、しかめっ面で断酒。どっちが長続きするかなぁ〜??
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「秋の夜は 今宵も笑顔で 断酒かな」
断酒すると眠くなったときが体が睡眠を欲する寝るタイミング、のんべーだと体内時計も狂って寝ても心身ともには休息できませんよね。
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まさに、このとおりで、眠くなった時に寝ると、すっきりと自然と目覚める。アルコールによる麻酔的な、脳を麻痺させたような眠りとは根本的に睡眠の質が違う。これは、酒を断ってみないと分からないことだし、断ってみれば誰でも経験出来ること。
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