あまり頻繁だと嫌がられるけれど、たまに読んだ本の感想文を書くのも、ネタが無い時には、いいかな!?
『執着の捨て方 「私」を手放して自由になる/アルボムッレ・スマナサーラ(大和書房)』
執着・・・しゅうちゃく、とも、しゅうじゃく、とも読む。
何か(モノ、考え)に心がとらわれて、離れられないこと。用例としては、お馴染の、
「私は酒に執着して、毎晩飲んでいる。」
「私が酒をやめられないのは、酒に執着しているからだ。」
とか、こんなところかな。
仏教では、4種類の執着がある。
①欲(五欲)への執着
②見解への執着
③儀式・儀礼への執着
④我論への執着
①の欲が一番簡単に手放せる欲で、②→③→④と進むに従い、欲がどんどん根深く強烈になり、手放すのが難しい。
五欲は有名なので、皆さんご存知だと思う。②、③、④については、知っていたような知らないような、でも言われて見れば、なるほど!と納得した。
見解への執着とは、自分の意見にこだわること。
儀式・儀礼への執着とは、普段の何気ない生活の中に潜む、しきたりや習慣に、当たり前に従ってしまうこと。かなり頑固で無知。
我論への執着とは、「自分はいる」ということへの執着。
①、②、③までは分かるが、④の意味が分からない。「私」は存在しない、と言う事が、本文で説明されている。この部分が一番難しいけれど、優しい言葉で書かれている。
酒及び飲酒という習慣は、この①、②、③、④すべてに絡んでおり、執着としては最強レベルなので、中々捨てられないことが分かった。
この本では、①~④すべての執着を捨てることを教えてくれる。
執着とは、何かが足りていない、満たされていないということで、そこから、不安や不満のような悪感情が生まれる。
簡単な事ではないが、理性によって、自分が執着しているものに気付き、理性によってすべての執着を捨てることが出来る。
酒及び飲酒への執着は、どうやら捨てることが出来たようだが、理性によって深く考察してみると、あれやこれや、私の頭は執着だらけである。ひとつひとつ捨てて行こうと思う。もっと身軽になりたいから。
しかし、文章は誰が読んでも分かるように、とても優しく書かれているのだが、内容はかなり高度なので、通り一遍に読んだくらいでは、理解できない。何度も読んで、執着を捨てる訓練をしようと思う。
Happy!《読者通信》に、NoSakeSince20131225さんから、皆さま待望の酒の武勇伝part2が届きました!
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