これまでに何度も酒の致死量について書いて来た。
屋上屋を架すことになるけれども、また書いてみる。
酒よりもっと身近な食品の、塩、しょう油、カフェインにも致死量はある。
塩だと300gとかしょう油だと1リットルとかカフェインだと10gとか。これらは、自ら好んで飲まないし、飲むことを強要されることもない。
アルコール(エタノール)は・・・一般的に300gと言われているらしいが、もちろん個人差があるはず。しかも、アルコールは、酒として自ら好んで飲むし、飲酒を強要されることもあるし、飲まざるを得ない仕事もある。
先日ブログに書いた、大阪で起きた、ホストの急性アルコール中毒による死亡事件の続報を読んで、その死に至る恐るべき実態が分かった。
2015.10.6 11:00に配信された、産経WESTの【衝撃事件の核心】の、下記のニュース。リンク先を読んで頂きたい。
『【衝撃事件の核心】21歳ホスト「今月は死ぬ気で!」テキーラ一気飲みで死亡 〝極貧生活〟の悲哀にじむ「飲酒コール」ノート(1/5ページ) - 産経WEST』
21歳の若者が、アルコール度数40度のテキーラを、5杯立て続けに飲んで亡くなってしまった。
そもそも、酒の主成分であるアルコールの危険性について、小学校、中学校、高校で教育が成されていない。若者は、就職したり、大学に進学したりして、飲み会の洗礼をいきなり受けるわけである。
しかも、世の中は、飲めや歌えやの飲酒礼賛社会と来ている。これだけあからさまに酒のポスターやらCMやらを垂れ流しされたら、誰しもその危険性を考えないだろう。大々的に堂々と売られている飲料が、致死性を秘めているなどと思わないだろう。
酒とは、大量に飲むと死んでしまう飲みものなのだ。この事実を、きちんと子供の内に教育しなければならない。更に、笑顔で酒を飲む宣伝ばかりしていないで、きっちりと、酒の真実を世の中に伝えなければならない。
けれどもどういうわけか、酒害の教育にしても、酒の危険性をアピールすることにしても、無きに等しい。臭いものにフタ、なのかな。
飲んだくれ時代の私は、こんなことを考えたことが全然無かった。寧ろ、酔っ払ったまま死ねるなら本望などと思っていた。が、今や全く正反対の考え方であり、これらアルコールの毒性を目の当たりにして、もはや酒などは、飲み物とは認識していない。
(塩、しょう油などと同じ扱いで、日本酒やワインは、調味料としては使うことはある。)
そう言えば、2014年6月に施行された、《アルコール健康障害対策基本法》って、どうなったのだろう???何か、動きがあったのだろうか。何となく、《仏作って魂入れず》のような気がするが...はてさて。
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