昨日の「ブレない」に、付け足して、ちょっと固い内容だけれど、書いてみる。
今、上を下への大騒ぎになっている、マンションの基礎杭工事の件は、どなたもご存知だろう。
事の発端となったのは、上物を支える、文字通り縁の下の力持ちである杭の一部が、固い地盤の支持層に届いておらず、竣工後7年を経て、大規模マンションが傾いてしまったことである。
日頃、自分の断酒の維持と、ブログを書くために、ニュースやら、人の話やら、書物やらから色んな情報を集めていて、この基礎杭工事の件も、断酒に応用できる話題だと思っていた。
断酒の決意も、生半可なものではダメ。己の心の奥深くにある、固い支持層に、その決意の杭は達し、深く突き刺さっているか。これだ。
何となく、身体に良くないから、とか、飲み過ぎて不調な日が増えたから、とかで、取り敢えず数日酒を飲まないでいるだけなら、それでも良い。少し肝臓を休ませて、また飲酒を再開するだけだろうから。
が、そうではなくて、酒を飲まないことにする理由が、もう一生酒を飲まないことにしよう、断酒しよう、であれば、断酒と言うしっかりした上物を建築するために、その決意の太い杭を、しっかりと心の奥底の支持層に深く打ち込んでおかなければならない。
決意の杭がぐらぐらしているようでは、断酒と言う建物も安定はしないのである。
酒を断つ行為は、必ず、飲みたさを我慢する苦しみとセットになっている。それまで野放図に飲み放題をやらかしてきたツケで、いきなり断った場合、決して楽は出来ないようになっているのだ。
断酒の苦しみを、苦しんで、少しずつ飲酒欲求が和らいで来るのを味わう他の道はない。逆に、苦しみたくない、楽をしたいと言う人に、断酒は出来ない。ここのところを理解できるかどうか。
頂いたコメントへの返信にも書いたのだが、少なくとも私の経験と、これまで見聞して来た範囲では、「これで必ず断酒ができる!」とか「つらくない断酒のやり方」とか「これで楽々断酒の方法」とか、そんなものは絶対に無い。
もし、情報量○万円でそんなものを売っていたり、受講料○万円で、万人向けの断酒のやり方を伝授してくれたりするサイトがあったら、それは嘘っぱちの詐欺であることが明確である。
断酒の初期は苦しいのが当たり前なので。
(長年問題飲酒をして来た人で、突然断酒しても全然苦しくなかった、と言う人がいたら、その酒歴と、断酒の時の状況を、是非教えて頂きたい。)
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)