人間や動物などが、生まれながらにして持っている、病気や怪我を治すチカラ、これを自然治癒力と表現する。
アルコール依存症に完治は無いとは言え、酒を飲みさえしなければ、健常者と全く同じ生活が出来る。
要は、飲まないでいる状態が苦痛ではなく、普通になれば、問題ない。
前提として、アルコール依存症を治療する薬は存在しない。酒を飲まない為の補助となる抗酒剤などの薬は、飽くまでも飲酒の予防の役割があるに過ぎない。
ならば、立ち直った多くのアルコール依存症の人々は、一体どうやって酒から離れたのか。
飲まないこと。酒を断つ。断酒。これを日々繰り返すことが先ずは、基本で、それをどう実行するかは、本人の自由意志で選べる。様々な道があり、手段があるし、強制されることもない。
「治癒」するわけではないが、薬を飲んだり手術したりするわけではなくて、しばらくの期間、我と我が身を断酒と言う放置療法に晒すのは、ある意味、自然治癒力にすがるようなものだ。
酒なし生活に慣れることが、即ち、アルコール依存症からの回復である。もちろん、心の中に巣食う小悪魔に負けて、ひと口でも飲んでしまえば、瞬く間に以前のアル中に戻ってしまうので、飽くまでも「回復」であって、「治癒」ではないが。
酒なし生活に慣れることは、十分に可能である。このブログを書いている私と、このブログにコメントを下さる断酒仲間の方々の存在が、何よりの証拠だ。
自然治癒力と言うと、「治癒」に語弊があるならば、自然回復力と言い換えてみても良い。
自然回復力は、誰にでも備わっている。
形状記憶合金をイメージして、過飲酒の方向にひん曲がってしまった自分を、元の飲まなかった真っ直ぐの自分に戻す。断酒によって、飲まない自分に戻す。
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