昨日の過飲酒による《怪食怪眠怪便》に関連して、その中の《怪食》を取り上げてみたい。
過飲酒時、文字通り既に酒を飲み過ぎているわけだが、同時に、食べ過ぎてしまうことが多い。
若い頃(20代から40代)は、何軒もハシゴしてしこたま飲んだり食べたりした後に、締めに脂こってりでしょっぱいラーメンを完食したものだった。思い返せば、冷や汗ものの飲んだくれ生活。
但し、飲酒時の食べ方は、人により違い、つまみは殆ど食べないと言う人もいれば、ついつい食べ過ぎてしまうという人、私のように、その日によって食べなかったり、食べ過ぎてしまったりの人。
これら食欲を司る「食欲中枢」。これは、脳の視床下部に存在し、「食べなさい!」との命令を出す摂食中枢と、「食べるのをSTOPしなさい!」と命じる満腹中枢とで成り立っているそうだ。
調べたら、難しい作用が沢山書いてあったが、要は、食べている内に胃腸が働いて消化吸収が始まることにより、満腹中枢がそれを検知して、「もう、お腹一杯だよ、食べるのをやめなさい!」と指令を出す。これで、満足して食事を終わるわけだ。
逆に、お腹が空いた場合、体内の脂肪が分解されて、脂肪酸が遊離して血液中に溶け出すと、それが視床下部の摂食中枢に伝わり、「腹が減ったぞ、食べなさい!」との指令が出て、食欲が湧く。
健全な食欲を維持するには、ゆっくり良く噛んで食べるのが一番だそうだ。
(同じように、酒だってゆっくり良く味わって飲むのが一番だろう。)
ゆっくり良く噛んで・・・当たり前だが、酔っ払っている時に、ゆっくり良く噛んで食べている人っているのだろうか。
(酒も、過飲酒に至る人は、ゆっくり良く味わって飲んでいる人は先ず一人もいないだろう。)
飲酒することにより、アルコールが働き出すと、摂食中枢を刺激するアクセルが目一杯踏まれ、一方、満腹中枢を刺激するブレーキは壊れた状態になるようだ。
恐ろしいことに、酒を飲めば飲むほど飲みたくなり飲む、これと同じサイクルで、食べる方も、食べても食べてもまだ食べられる状態に陥るようだ。飲酒の時間帯も、夕方から深夜と言う事で、身体には良くない。
そう言えば、私の日課の早朝スロージョギングの時に、酔っ払い氏の千鳥足の足取りのままに、あっちこっち転々と前夜のお土産が置いてあるのを見ることがある。土曜の朝とか、25日の給料日の翌日辺りに多いが。
あれは、ついつい飲み過ぎて食べ過ぎた、暴飲暴食の結果なんだろうな、きっと。
アルコールは、食欲中枢の健全な働きを阻害する。飲むなら、ノンアルコール、食べるなら、ゆっくり良く噛んで!
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