私は法律に従って(?)飲酒を始めたのは二十歳からだった。
と言っても、最初の頃は、付き合いで仕方なく飲んでいた。しかも、あまり好きではなかった。そんな記憶が、今頃蘇えって来た。
でも、いつの間にか、酒を飲んで酔うことが気持ち良く、段々と飲酒の量と頻度が増えて行った。
この年になって、酒を抜いて3年目、不思議な気分だが、外見はおっさんになってしまったが、心は、酒を飲まなかった頃に戻ったような、そんな気がしている。
タバコも、見よう見まねで吸い始めた頃は、ただ煙くて咳き込むだけだったのに、いつの間にか毎日吸わずにはいられなくなった。やめるのには苦労したが、禁煙10年目の今では、タバコの煙が大嫌いだった子供の頃に戻ることが出来た。
身体は加齢と共に老いるが、ココロは、いつだって若返る。誰だって、酒もタバコも身体に入れていなかった頃があるはずで、その頃に戻ることが出来る。若かりし頃の自分に会うことが出来る。
タバコをやめれば、口の中がヤニ臭くなくなるし、酒をやめれば、口臭、体臭からアルコール臭が消える。もちろん、不快な二日酔いともサヨナラだ。
この社会で生きて行くには、それなりに付き合いが必要で、酒席も三度に一度くらいは出なければならないかもしれない。でも、周囲に合わせて飲む必要はない。自分が酒を飲まない理由をくどくどと言う必要もない。
「酒は飲まないんです」又は「酒は飲めないんです」又は「酒は嫌いなんです」
このどれかで良い。
アル中だからとか、アルコール依存症だからとか、そんな事を言ったとて、相手は医者でもないのだから、無意味だ。ただ単に飲まなかった頃の自分に戻ったから、飲まない。これだけで良い。
世の中の風潮はヘンで、なぜか酒を飲む人の方が幅を利かせている。酒を飲まない人が肩身の狭い思いをしている。全くおかしな話である。私は、酒なんぞ、もっと、堂々と飲まないでいようと思い、実践している。
もう、以前の自分ではなく、酒を飲まなかった頃の自分に邂逅し、その頃の自分に戻ったのだ。気分も若返って、とっても爽やかである。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)