昨日、数十人参加の忘年会に出席して来た。
私が酒を飲まないことは、もう知れ渡っており、その点、何の苦労も無かった。会の始まりは、音も無く岸を離れる小舟のように静かだった。
アルコールが参加者の体内を駆け巡るのにさして時間は掛からず、あちこちで談笑の声のボリュームが上がって来て、それはそれは賑やかになった。
私は、今時珍しい瓶のコーラと、瓶のジンジャーエールを飲んだ。ノンアルコールビールもあったけれど、食指動かず(笑)周囲の人がガバガバグビグビ胃の腑に流し込むビールを見ても、もう何とも思わなくなった。
場の状況をノンアルコールの頭でジーーーッと観察していた。
宴の時間が経過すると共に、顔が真っ赤になっている人、呂律が回らない人、トイレに立つのにふらついている人、がいるかと思えば、顔色も変わらず、飲み始めと殆ど同じ受け答えの人もいる。
ふと、ひとつ考えたのは、酒に対する強弱は、人によって全く違うと言うこと。同じく酒を好きであっても、アルコールに対しての人体の処理能力に差があるわけだ。
帰り際、何人かの人に声を掛けた。
「Aさん、酒、強いですねー」と私。
「いや~、それほどでも」と、ちょっぴり嬉しそうにAさん。
「大丈夫?Bさん、ちょっと飲み過ぎじゃないの?」と私。
「全然オーケー。まだあんまり酔ってないよ」と、何言ってんの?みたいな表情のBさん。
酒飲みは、酒に強いと言われたほうが嬉しくて、酔っていることを心配されると、酒に弱いと見られているようで、イヤなのかな。
酒をやめた私が気付いたこと・・・「酒が強い・弱い」とは、ある特定の薬物(エタノール)に対する個々人の体質に過ぎないと言う単純な事実。
なので、
「オレは、酒が強いぞ。いくらでも飲める」
←それがどうした!
「私、お酒に弱いんです。すぐに赤くなっちゃうし、酔っちゃうし」
←だからどうした!
「酒に強い・弱い」に意味は無い。
また断酒丸への乗船希望の方が増えて、本日(2015/12/30 20:35時点)乗組員62名となっている。(最新2015/12/31 5:00時点では乗組員64名!)
※もしも読んで下さっている方の中で、「やめてみたいが、365日酒を断つことは出来そうにない」と、躊躇されている方がいらっしゃるなら、そこまで考えないで、先ずは一緒にやめてみませんか。途中で飲んでしまっても、また始めれば良いことだと思います。
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