胃の痛みが、酒を飲むと治まる話。
ある40代の人が、ずっと胃の痛みを感じていて、医者で胃カメラ飲んで調べたら、多少の荒れはあるものの、問題なしと言われた。
夜、酒を飲むと胃の痛みが治まるので、毎日飲んでから寝ていた。でも、夜中にまた胃が痛み出す。
ある夜の丑三つ時、胃に激痛が襲い、そのショックで嘔吐し、驚いて、妻の運転で救急病院へ。
結果は、重度の胆のう炎だった!結局手術して胆のうを摘出することになったのだが、気付くのが遅れていたら、腹膜炎を起こし、命の危険もあったのだそうだ。
以上のことが、
『zakzak by夕刊フジ
これで私は助かった!重大疾患の前兆を見逃すな
に書かれていた。
胆のう炎は、40歳以上の、メタボ体質の人に多いと書いてあった。
たまたま見つけたこの記事で、私が恐怖を感じたのは、痛みが飲酒で一時的に消えるからと、その痛みの根本的な原因を突き止めようとせず、安易に飲酒を繰り返すこと。その習慣に潜む、取り返しのつかない危険性。
この記事では、胆のう炎と言う病気が隠れていたのだが、胃の痛みだけではなくて、飲酒でおさまる心の痛みも、要注意だろう。
イライラしたり、激怒したり、イヤな事があったり、そんな時に酒を飲むと、スーッとそれらが寄せた波が引いて行くように、彼方に去って行き、とても心が楽になる。その効果を味わいたくて、毎日のように飲むようになり、量も増えて行く。
ここがポイントなのだが、波と共に引いて行ったはずのそれら負の感情が、アルコールが体外に排出され、酔いから醒めて来ると、また寄せて来るのである。引いて行った波より大きな波となって。
「飲酒でおさまる胃の痛み」と同じように、「飲酒でおさまる心の痛み」も要注意であり、酒で鎮めるのではなく、その根本原因を突き止めて、酒なしで対処するようにしたほうが良い。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)