断酒ブログを書き続けていると、酒をやめたいけれどやめられない方から、たまにコメントが入る。
多くの方、そして断酒初期の頃の私も誤解していたのが、
「強い意志があれば、断酒出来る!」
との、何だかとてもストイックっぽくて、やれば出来そうな!?、考え方。
でもネ、これは、ダメなのだ。出来っこない!
何故ならば、《断酒への意志》と、《飲酒への意志》との強度を比べると、後者のほうが断然勝るからである。
《断酒への意志(>﹏<)》<《飲酒への意志(*´﹃`*)》
このくらい、大きさが違うのではないだろうか。
そう、断酒したくてもなかなか出来ないのは、病気だからである。酒をやめられない病気、酒にすがってしまう病気、酒ばかり追い求める病気。
試しに、何でもいいので、知っている病気、罹ったことのある病気をいくつか思い浮かべてみてほしい。
私で言うなら、虫垂炎、中耳炎、顎の癌、うつ病、虫歯・・・これらが、《強い意志》で治癒しただろうか。
虫垂炎は、手術が必要だったし、中耳炎は最初の医者が藪医者でこじらせてしまい、右耳の聴力を失ったし、顎の癌は形成外科で手術してもらったし、うつ病は精神科へ通院したし、虫歯はもちろん歯医者で治療した。
私が、飲みたい酒をガマンする辛い日々の中で学びながら、ハタと気付いたのは、《強い意志》で断酒など出来ないと言う、ごく当たり前の事だった。尤も、その前に、私には《強い意志》など生まれてからこの方存在したことが無いのだが。
酒をやめられずに、自分の意志の弱さを情けないと思って、自己嫌悪に陥る方がいらっしゃるかもしれないが、意志の強弱は、不治の病(アルコール依存症)の治療には無関係だと、ここでお知らせしておく。
私がこれまで何十冊と読んで来た、専門医の本でも、意志が強い人は断酒出来て、意志が弱い人は断酒出来ないなどとは、一切書かれていなかった。
では、どうしたら良いか。
先ずは、自分が病気(アルコール依存症)であることを認め、その病について徹底的に学び、かつ専門医に診察してもらい、自助の会(断酒会、AA)にも参加してみるなど、積極的に行動することだろう。
それと、私が勧める、酒を大嫌いになる断酒方法も、試す価値ありだと自負している。一度嫌いになると、見るのもイヤになる。これは、本当。
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