昔も今も、有名人が飲み過ぎて色々とやらかしては、マスコミの餌食となって、その顛末が大々的に報道されている。
これまで、沢山の方の釈明会見やら、反省の弁をニュースなどで見て来た。殆どの人は、
「これからは気を付けます。」だが、
中には、
「禁酒します」と言う人もいる。
だが、
「断酒します」と言う人は、寡聞にして知らない。
「禁酒します」の人は、ほとぼりが冷めた頃、長くても1年もすれば、いそいそと、また飲酒を再開する。
命の危険を体験しても尚、酒をやめようとはしないのだ。
などと、書いている私だが、大失態を何度も演じ、一歩間違えば命も危なかったかもしれないのに、禁酒すらしようとせず、31年間飲み続けていた。
本当に素朴な疑問だが、なぜやめないのだろうか?
酒は楽しい飲み物、と言う刷り込みがあるから。
酒は私たちの心の中では、例外中の例外の飲み物だから。
酒は悪くない、自分の飲み方が悪いので正せば良いから。
酒をやめるなんて、考えられないから。
酒を飲む楽しみを、奪われたくないから。
結局、脳に網の目のように、酒が張り巡らされており、金太郎飴の如く、飲んだくれの脳は、どこをスライスしても、《飲酒している楽しい自分》が刷り込まれているのだ。これは、ある種強力な洗脳状態と言える。
このままでは、自分は酒に破壊されてしまう。もう、飲むわけには行かない。
この思いが湧き上がって来たときが、チャンスだ。節酒でも禁酒でもなく、断酒。これしか残された道は無い。
しかし、実はこの断酒の道は、末広がりの、明るい道。飲み続けた場合の尻すぼみの、暗い道とはえらい違いである。ここのところが分かれば、断酒も楽しいものとなる。
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