文藝春秋を読んでいたら、世界で最も貧しい大統領と形容される、ウルグアイのムヒカ元大統領の言葉が載っていた。
「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ。」
この言葉で、今までブログに何度か書いて来た、
「吾唯知足(吾唯足るを知る)」「少欲知足」「多財餓鬼」
を思い出し、真実は国に関わらずこの地球上で同じであることを確信した。
行動面では、禅で、「即今・当処・自己」と言い、たった今・ここで・自分が出来ることを精一杯やる、やり遂げること。これが、大事だと。
酒の世界に逃げたい心理は、このたった今現在の自分を認めず、他にもっと良い、理想的な自分がいるはずだと思い、手っ取り早くアルコールの力を借りて、ワープして、誤魔化してうやむやにしてしまう。フタを開けてみれば結局、逃げた本人は、酒を飲んでいるだけで何もしていない。
心が辛い。向き合いたくない。ならば手っ取り早く薬物効果で楽な心理状態になろう。それで酒を飲む。含有されているエタノールが遺憾無く効果を発揮し、別世界へと誘ってくれる。
こんなお手軽な方法で、いつまでも逃げまくっていれば、いつか破綻が生ずるのは当たり前の話だ。何故かと言えば、根本的には辛い心の原因と向き合っていないからである。
先ずは、酒を飲んでいない、素面の今の自分を、《丸ごと受け入れる》こと。これが一番大切だ。自分で自分を認めないで、どうする、と言ったところ。
これじゃいやだ、こうなりたい、あの人はいいな、自分はダメだな・・・こう言った考え方は捨て去り、今の自分を受け入れ、《即今・当処・自己》たった今、ここで、自分が出来ることを淡々とやる。これしかない。
アルコールの薬理作用でトリップしても、醒めれば現実に戻ってくるだけである。酒は不用&不要と己に言い聞かせ、飲まない日々を楽しもう。
※不用&不要について
不用
使わない、役に立たない、無用。
不要
必要がない、いらない。
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