読んでいたニュースで、『スティグマ(負の烙印)』の記述を見つけた。
スティグマとは、大元の意味は、社会的身分が低い奴隷とか犯罪者であることを見分けるための、身体に付けた印のことだ。
今の社会では、障害や貧困などによる差別や、劣等感、屈辱などを表す。スティグマを負った人々が、沢山存在し、社会的不利益を被っている。
一度罹患したら治らないアルコール依存症。スティグマかもしれない。
その状態を表す、「アルコール中毒」「アルコール依存症」「アルコール使用障害」「アル中」等などの言葉。なんであれ、自分がそうであれば、隠したくなるだろう。丸で、身体に付けられた烙印を隠すように。
しかしこのアル中のスティグマは、決して隠すべきものではなく、ある意味堂々とひけらかしても良いのではないかとさえ考える。今後一切飲まない為にだ。
何となくネガティブなイメージが付きまとうのは、社会がそう認識させているからである。好きなだけ飲む方へ誘導しておいて、いざ、酒がやめられない状態に陥れば、あっと言う間に捨て去るのが、社会なのだ。
アル中のスティグマは、罹患している本人だけではなく、それを抱える家族も負うことになる。
世の中の、飲め飲めどんどん飲め、との飲酒行動への煽りは凄まじいものがある。どこにでも売っているし、移動中刺激的な飲酒誘導へのポスターが目に入るし、テレビからも同じような内容のCMが当たり前に流れている。
それらを鵜呑みにして、酒を飲み出せば、元々がアルコール依存体質の人間は、あっと言う間に、アルコール地獄へと落ちて行く。
アル中のスティグマを負った人々は、今後一切飲まないために、堂々とそれをひけらかして生きて行ったらどうだろうか。私はそうしている。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)