えびちりさんから、
「毎日飲みたい気持ちが強くて困る」
との、コメントがあった。
ある程度の期間を経て落ち着くまで、《やめなければいけない気持ち》と、《飲みたくてたまらない気持ち》の、二律背反に心は揺れる。一体、自分は、どっちなんだ?両方とも自分の正直な気持ちだから、困ってしまうではないか。
これは、それまで当たり前のように飲んだくれていた人が急に酒を断った場合、ほぼ100%通る峠道だ。もちろん、私も初年度にてくてくと、冷や汗と脂汗にまみれて何とか通過した。
この難所の峠道《飲みたくてたまらん峠》を乗り越えるか、引きかえすか、それによって、その後の人生が大きく変わる。
乗り越えた人→たぶん、その後は、なだらかな下り坂になる。
引きかえした人→すごろくの、振り出しに戻るというやつで、飲んだくれ生活に戻ったわけだ。
引きかえしたけど、また挑む人→何度でも難所の峠道に挑んで、乗り越えて!と私は応援する。
それで、断酒直後の過ごし方だが、どうしたって、ちらつくのは酒のこと。飲まない、飲めない、飲んじゃダメ、と頭では分かっていても、身体が焼けるような思いで、喉から手が出そうになる。
ならば、断酒直後はどう過ごしたらいいのだ!
と言われても、格別の秘策があるわけではない。 飲みたくなったら、気分転換すること、飲めない環境に自分を持っていくこと、これくらいかな。(もちろん、医者にかかる、自助の会に参加する、カウンセラーに相談する、など、出来る範囲で自分で積極的に行動することが大切。)
気分転換には、軽い運動が良い。散歩でも、縄跳びでも。動かないで同じところにいるのは良くない。飲めない環境と言うのは、例えば、寝逃げだ。時間が早くたって、寝てしまうのである。ある種のふて寝かもしれない。
じぃーっと動かずに、我慢だけしていると、「つい最近まで、あんなに中が良かったのに、何でそんなに連れなくするの?」と、酒がどんどん 言い寄って来るので、気をつけないといけない。じゃ、ちょっとだけ酒と縒りを戻すか、なんてことになってしまう。
せっかく別れた酒なのだから、どうか焼けぼっくいに火が点くことのないように!
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