今日は20時から22時まで、ボクシングのWタイトルマッチが放映された。
普段はテレビを殆ど見ないが、ボクシングだけは別だ。早めに夕食を済ませ、20時前からテレビの前に陣取った。
ラウンド間の1分のインターバル時、CMが入る。これは仕方が無いが、その内容に問題がある。20時台ならば、もちろん未成年者も見ているだろう。そこへ、丸でジュースをうまそうに飲み干すように、タレントが、うまそうに炭酸系の酒を飲んでいるのだ。
メインは、大好きなボクシング。インターバルに、大嫌いな酒のCM。何だこの組み合わせは。
夏で暑い。そこへ、冷え冷えのアルコールの缶飲料のCM。子供だって見ている。気温が高い日には、アルコールを飲むのが当たり前、と、未成年者の無防備な脳に、きっと刷り込まれるだろう。彼らが二十歳になった時、この刷り込みによって、何の疑いも危険意識もなく、酒を飲むことになる。
同じ大衆的毒物のタバコは、全面的にCMが禁止されて、テレビでは見かけないのに比べ、この、酒のCMの露出度は一体どうなっているのだ。CM内の製品の紹介の画像の端の方に、小さな字で申し訳程度に「STOP未成年者飲酒」とか書いてあるが、一瞬表示されるだけで、目には入らないだろう。
身体への悪影響、社会的損失などを比較すれば、害悪は遥かに酒の方が大きい。が、酒のCMは堂々と流れている。世界的に見ても、ビールとワインのCMはOKの国が多く、フランスのみ、あらゆる酒のCMを法律で禁止している。
コメントを入れて下さる方の中にも、せっかく断酒を始めたのに、酒のCMで、張りつめていたやる気が萎えてしまうと言う方が何人もいらっしゃる。私のようにあまりテレビを見ない人間には、街角のポスターが毒であった。
酒のCMも、規制してほしい。あまりにも大きな金額が絡むので、そうそう簡単に禁止へとは動かないのは重々承知しているが。
私の自衛手段は、CMの間だけ《消音》ボタンで音を消し、耳からの情報をシャットアウトすること。それでも、目障りな時は、数十秒だけチャンネルを切り替え、映像も消し、戻す。これぐらいしか出来ないが、見たくないものを見ない、能動的な方法なので、良いかもしれない。
普段からテレビが好きな方は、どうやってあの垂れ流される酒のCMから自分を守っているのだろうか。本当は、自分だけでなく、家族も守らなければならない。
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