昨日(2016/7/27)書いたCさんの件で、書きながらふと私の脳裏に浮かんだシーン・・・
かつての刑事物のドラマなどで、メガホンを片手に、敏腕デカ(刑事)が、人質を取って立てこもる犯人を説得する場面。
「犯人に告ぐ!無駄な抵抗はやめろ!手を上げて出て来い!」
こんな感じの決めゼリフだった。
Cさんも、薄々は酒を断たねばならないことは分かっているらしい。だが、酒への未練を断つことが出来ない。だから、C型肝炎の完治を受けて、節酒から始めたのだ。確か、治療が終わった翌月の、昨年の12月初旬、「量を減らして、頻度も減らして、飲み過ぎないように飲む」ようなことを宣言していた。
私は、彼の節酒は《絶対に》失敗すると思っていたが、案の定そのとおりの結果になっている。
本来ならば酒を断たなければならない人が、節酒を試みることは、「無駄な抵抗」なのである。これは、私の経験からも、ブログ読者の方の経験からも、明白なことであって、逆説的な表現をすれば、もしも節酒に成功している人がいるなら、その人はアルコール依存ではなかったのだ。
(と、断定的に書くが、中には、そう、1000万人に1人くらいは、アル中だったのに、節酒に成功している人がいるかもしれない。もし、我こそはその1人だ!と言う方がおられたら、教えて頂きたい。)
もし、酒への未練心を盾に、飲酒をやめようとせず、節酒を試みるアル中へ、メガホンを持った私が説得するとしたら、決めゼリフは・・・
「アル中に告ぐ!無駄な抵抗はやめろ!酒を捨てて断酒しなさい!」
こんな感じかなぁ~。もちろん、実際には、こんなことをこんな風に、強いたり、勧めたりはしない。自分で自分の飲酒に問題があると感じている人が、これを読んでくれて、「あ~、やっぱり自分がしていること(節酒)は無駄な抵抗なんだな」と、気付いてくれれば、幸甚である。
これまで酒を飲み過ぎて問題を起こした人。毎日飲まなくたって、深酒でやらかした経験がある人も同じだ。節酒は、ムリ!断酒あるのみ!
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)