昨夜(2016/7/30)のこと。
夕食後、自室で寛いでいたら、家族のいるリビングから、「ヒューーー、ドドドーン!バーン!」と、花火の音が。
あ、そう言えば、昨日(2016/7/30)の午前中、釣りをしている時に、通りかかった散歩の人が、「今日は、花火大会だなぁ」と、会話していたのを思い出した。
迫力ある重低音の正体は、テレビのスピーカーでは臨場感が出ないので、テレビ台に接続されているアンプ付のスピーカーで、音を楽しんでいたのだ。普段テレビを見ない私も、暫し家族と共に、花火の映像と音に酔い痴れようと...したのだが...
ところが、5分もしないうちに、花火と、番組内に頻繁に、これでもか!と、ある意味花火以上に出て来る《ビール》との不協和音を激しく感じ、ゲンナリすることに...(もちろん、のんべーの人には、花火とビールは、協和音であろうが)
ビールが出て来るのは、挿入されたCMだけかと思ったら・・・ありゃりゃ生放送の番組内で、飲む・飲む・飲む・飲む・飲む。出演者のタレント達が、でかいジョッキ片手に、
「夏はビールが最高にうまいですね~」
なんて言いながら、グビグビ飲むシーン満載だ。サーバーから大ジョッキに並々と注ぐシーンもたっぷり写されていた。
但し、そのタレントたちの、ビールを礼賛する姿を良く見て観察した私の目には、制作者によって演出され計算された演技を読み取ることが出来た。何と言うか、微妙に唇の端がひきつっているような、わざとらしい言葉をも。
まー、番組を提供するビール会社の名前が、堂々と番組名に冠されているのだから、当たり前ではあるが・・・花火大会をダシに、ビールを堂々と宣伝している。
私は、ものの10分も見ずに、その場を離れた。
ここで断わっておくと、私はこの番組を非難する気は毛頭ない。こう言う花火のテレビ番組を楽しみにしている人も沢山いるだろうし、適量のビールを当たり前にうまい!と飲む人のほうが多いだろうし。
でも・・・
断酒初年度の夏を迎えている断酒仲間には酷だなぁ~と感じた次第。
だって、隅田川の花火大会・・・近所に住む人は肉眼で楽しめるだろう。同じ東京に住んでいても、私の所からは遠くて見えない。況してや、日本全国の人で、花火好きの人は、テレビにかじりついて花火を堪能しようとするだろう。そこへ、あれだけしつこく、当たり前のようにビールが出て来るんだもの、ね~。
もちろん、「花火とビール」の番組を見る見ないは、個人の自由裁量なので、違和感を感じたら、チャンネルを変えるか、電源をOFFにすれば良いだけだけれども。
そんなわけで、日本全国の断酒仲間の方々へ。
テレビを見ていて、酒のCMやら、礼賛やらの内容に嫌気が差したら、問答無用で電源をOFFにするか、家族が見ていてそれも出来なければ、その場からすぐに離れよう。
巷に大量に売られている酒や、飲酒礼賛の言動などの、そのようになっていることについては、私たちにはどうすることも出来ない。が、少なくとも、心のシャッターを下ろして、自分の中への侵入を阻止することだけは出来る。
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