夏、気温上昇、休日。これが重なると、日本全国の海辺で水難事故が多く発生する。
最近増えているのは、我が物顔に水上を走り回るジェットスキーの被害だ。路上のバイクと違い、水面では摩擦によるブレーキなど効かないから、もし危険を感じても、そのスピードのまま衝突する。
先日、隅田川の護岸から釣りをしている時に間近にジェットスキーを見て、その迫力に圧倒された。あのスピードで、浮いている人間に衝突したら、頭などふっとんでしまうだろう...と。
況してや、酔っ払って海に入っている時だったら・・・
過去記事を検索してみたら、3年前と2年前の同じ7月21日に、飲酒と夏の水難事故について書いていた。
2013/7/21
『飲酒と溺死(断酒129日目)』
2014/7/21
『水難事故の陰に潜む酒(断酒1年129日目)』
素面であっても、本来陸上で生きるように出来ている人間には、水中は危険な世界だ。水を軽視すると、とんでもないことになる。現に、上記「飲酒と溺死」でも書いたが、ほんの数センチの水位の側溝でも、泥酔状態では溺死するらしい。
酒を飲んで川や海へ入ることは、わざと死に近づいているようなものだ。が、酔った人間は、気が大きくなっているので、まさか自分が溺れるなど、思いもよらない。寧ろ、アルコールの作用によって、どこまででも泳げるような感覚になっているはず。
実は、酒を飲んで道を歩くことすら、危険なのである。千鳥足でふらふらよたよたしているところへ、車やバイク、自転車がぶつかれば・・・酔っ払いはひとたまりも無い。
何にしても、酒を飲んでからしても良いのは、自宅での睡眠くらいのものではなかろうか。但し、同じ眠るにしても、道路や電車内、公園のベンチなどでは、危険である。車に轢かれたり、寝過ごして遠くまで行ってしまったり、泥棒に遭ったり。。。
酒を飲んで入るのが危険なのは、海や川やプールだけではない。自宅の風呂もとても危険なのだ。
酒を飲んでいなくても、風呂で眠くなるのは血圧が下がって脳が酸欠状態になるからだそうで、本当は寝ているのではなく、失神つまり気絶しているのだそうだ。で、溺死へと進むケースがある。
酒を飲んでいる最中や、その直後は、血圧は下がるのだそうだ。だから、泥酔でなくとも、飲酒後の入浴は、更に危ない行為だと言える。
今日のタイトルは、「酒を飲んで海に入ること」ではなくて「酒を飲んで水に入ること」のほうが正確かもしれない。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)