我が国では、二十歳になれば、大手を振って酒を飲んでも良いことになっている。
と言うか、寧ろ、酒を飲まなきゃ社会の一員じゃない!みたいな雰囲気が濃厚に漂っている。尤も、一昔前に比べると、徐々にではあるが、これも薄らいで来ており、飲まない若者が増えているようだが。
そんなわけで、飲んだくれは放っておいても、勝手に増える増える。世の中がそういう仕組みになっているからネ。
でも、それとは真逆に、断酒する人は、中々増えない。一度飲酒の悪魔に魅入られてしまうと、そこからの開放は、かなり難儀なことだし、誰だって苦しいことはしたくないから。
そんな中で、このブログを読んで頂いて、酒を断つ仲間が増えていることが、とても嬉しい。酒を飲まない仲間は、アルコールでラリった頭ではなくて、素面のすっきりした頭で、24時間生活しているのだ。
1人やめたら、その酒を飲まない潔い生活ぶりに感化されて、周囲の何人かがマネて酒を断ち、更にその人を見て、周囲の何人かが・・・な~んて、好循環が起きればいいのだが、起きない!現に私の周囲で、私が酒を断ったことに影響されて酒を断った人は1人もいない。
矢張り、酒を断つには、それ相応の覚悟の基になる「底着き」のような体験が必要なのである。体験だけではダメで、そのことから自分の酒の問題に気付くかどうか。これが最大のポイントだ。気付かなければ、一生飲んだくれで終わる。気付いても、断酒へと行動しなければ、同じ事で、一生飲んだくれで終わることになる。
酒なんぞに生活を振り回されて、時間もお金も信用も、ヘタすると仕事も命も奪われて一生を終わるなんて、バカバカしいにもほどがある。せっかく人間として生まれて来たのに...と、私のみすけは、最近強く思うのである。
自分の飲酒問題に気付き、自分がアルコールに依存していることを認めて、断酒に踏み切り、ブログを読んで下さる方、コメントを下さる方、おひとりお一人が、飲まない仲間である。
飲まない仲間は、日本全国にいる。世界中にいる。それまで浴びるように好きなだけ飲んでいた酒を、自らの意志でやめた人たち。断酒直後の人から、数か月、数年と、その期間も様々だが、断酒の苦しみ味わった(或は味わいつつある)経験は、同じである。
だから、自分以外の人が気になるのだ。励ましてあげたい。励ましてもらいたい。話を聞いてあげたい。話を聞いてもらいたい。自分の体験を役立ててほしい。他人の体験から学びたい。苦しみを共有して、楽しみへと昇華させたい。
自分に害悪をもたらした酒ではあるけれど、それをやめることがきっかけになって、日本中、世界中の人と語り合えるのは、素晴らしいことではないか。ある意味、酒のお蔭である。
理想を言えば、飲まない仲間がどんどん増えて、飲む人より飲まない人の方が多くなることかな。今すぐには無理でも、50年後くらいには、飲まない人の方が多くなっているかもしれない、と淡い期待を胸に、今日も淡々と断酒である。
(※お知らせ・・・5月以来、長らく中断していた断酒丸メンバーリストが復旧しました。コメントにハンドル名等情報を入れて下されば、随時メンバーに追加して行きます。一緒に、断酒で大晦日を目指しましょう!)
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