石の上にも三年。
更にプラスして、酒を断ってから3年と6か月目を過ごしている今、感じていることがある。
何かと言えば、自分が断ち、それについて日々ブログを綴る、飲み物《酒》がとても不思議な存在に思えるのだ。
いつも書いているけれど、もはや《酒》は私の中では飲み物ではない。強いて言えば、合法的薬物飲料か。もちろん、この位置づけは、私の中だけであって、多くの世の人には、聖なる飲み物なのかもしれないが。
飲むと酔い、飲みすぎると泥酔し、碌なことがない。ならば飲まなきゃいいのに、ついつい飲みたくなり、気づいてみれば、いつか大反省した失態を繰り返している。エタノールに依存性があり、脳が快楽を求めるようになるから、やめられない。
わかっちゃいるが、やめられない。飲み続ける。
何のために?と己に問うてみても、確たる答えは返って来ない。例えば、体に良いからとか、飲まないと寿命が縮まるとか、あー、そりゃご尤もと頷ける答えは、絶対に出ては来ずに、ただ飲みたいから、と言うかなり曖昧な思いで飲んでいる。
決して安くはない対価を支払い、時間を費やし、危険性の高い飲み物を飲み、自らをリスクに晒しつつも、リターンは大抵マイナスと決まっている。
このように《酒》について冷静に分析してみると、飲み物としての《酒》の存在が、とても不思議なのである。
ブログに沢山の断酒の仲間が集って下さり、それぞれの方の状況などをコメントで読ませて頂くと、飲酒歴も、断酒歴も、それはそれは人それぞれで、同じ人はいない。皆さん、自分だけの思いを秘めて、断酒に臨んでいる。
しかも、皆さんコメント欄の文章はしっかりしているし、他の方への気遣いもバッチリで、思いやりもあって、温かい。なぜ、こんな良い方々が、《酒》にしてやられてしまったのだろうか・・・と考えると、逆に《酒》とはなんと不思議な飲み物なのだろうと、疑問が湧く。
以前は、《酒》そのものを悪者にしていたが、断酒生活がかなり落ち着いた現在、《酒》に罪は無くて、飲む人の側に、飲んでいい人と、飲まないほうがいい人の二つのタイプがあるのだろう、と考えている。
判定は至ってシンプルで、一度でも《酒》で問題を起こしたことがある人は、飲まないほうがいい人なのだ。以後、飲まなければ、酔うこともないので、少なくとも自らが原因となる酒害とは無縁でいられる。
私などは、一度どころか、何十回《酒》で問題を起こしても、自分が飲まないほうがいい人間だと気づかなかった。それでも、何十回目かに、遅れ馳せながら気づき、こうして断酒することが出来ているわけだが。。。
そこの、(私より)お若い人!
酒は飲まないに越したことはない!断酒するなら、早ければ早いほど良い!
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