女将さんがご自分の状態について気にされている、「依存症」「依存性」について、私の考え方を書いてみたい。
アルコールばかりではなく、人間が患う依存症には、色々ある。依存性がある特定の○○に執拗に囚われて、生活に支障を来す場合、それを○○依存症と表す。
ここで重要なのは、○○依存症かどうかは、医療機関での確定診断を待たずとも、自分自身の気付きによって分かると言うことである。
例えば、インフルエンザに罹患したかどうかは、医者に行き、粘膜の細胞をこすり取ってもらい、インフルエンザウィルスの有無を試薬によって検出すれば、分かる。もちろん、罹患していたとしても、あまり早すぎる段階で検査しても、陽性にはならないが。
さて、アルコール依存症、ギャンブル依存症、セックス依存症、など、世にある依存症だが、例えば血液検査で、それらの原因菌が特定されるなら、確定診断が可能だが、そうは行かない。では、精神科医が何を持ってそれら依存症の診断をしているかと言えば、患者の言動から推定しているわけだ。いつから、何に囚われれて、今、どんな症状なのか。
アルコールに関わらず、何か特定の○○が無くて困るとか、○○ばかりしていて日常生活に悪い影響が出ている、などの問題が発生しているのであれば、その○○は、既に依存症なのである。
私は、病院には行かなかったので、医師にアルコール依存症を診断されたわけではない。では、アルコール依存症では無かったかもしれないではないか?と問われれば、いやいや、それは絶対にあり得ない、と答える。
これも何度も書いてきているが、アルコール依存症かどうかは、とても簡単に分かると思う。
まる3日間、酒を飲まない生活を、何の苦痛もなく平気の平左で送れるかどうか。
たったこれだけだ。
依存していなければ、3日間どころか、1週間でも10日間でも飲まずにいられることだろう。依存していれば、何とか1日目はやり過ごしても、2日目で異常にイライラし、3日目には悲鳴を上げて、飲んでしまうことだろう。
まあ、これは飽くまでも、私見であって、違う、そんなことはない!と言われれば、あーそうですか、では、あなたの意見をどうぞ、となるが。。。
私の言いたいことは、依存症であるかどうかの確定診断はあまり重要ではなく、酒及び飲酒が、自分の平穏な生活を脅かしているかどうかがポイントであると言うこと。
もし、今、飲酒によってあなたの生活が、あなたや家族や友人が望まない方向へ傾いているなら、それは既に病なのである。別に、アルコール依存症とかアルコール使用障害などと、病名を冠しなくても、根本原因である酒を断って、生活の軌道を修正するしかないのだ。
自分の飲酒に問題があることに気付き、医療機関へ足を運んだとしよう。極端な例を書くが、もし、そこで医師が、「あなたは、アルコール依存症ではありません。そのまま飲酒を続けても大丈夫です。」との診断を下したら、安心して酒を飲み続けるのだろか。
この辺りが、私の、「依存症」「依存性」に関しての考え方である。
皆さんはどうお考えだろうか。
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