断酒ブログという特殊なジャンルながら、日々読んで下さっている方のお陰で私の断酒も継続している。
昨年（2015年）の今頃までは、ブログ村の「禁酒・断酒」「アルコール依存症」などに登録していたが、その２０１５年の９月半ばのある日、ふと思い立って突然ブログ村から離れた。断酒はブログ的には特殊な分野なので、恐らく読者も減るのだろうなぁ…と半ば諦めムードで…
2015/9/12
…だが、あれから１年。それは杞憂に過ぎなかった。酒を飲み続けながらも、本心では、酒をやめたい、やめたほうが自分にとっては良いのではないかと、悩んだり考えたりしている方が多いのだろうか。徐々に読んで下さる方が増え、最近では、昨年の今頃を遥かに上回る。
これまで書いてきた私の断酒継続日数とほぼ同じ数の日々のブログの文章の中に、断酒に絡むいろんな言葉があり、そのどれかに検索のキーワードがヒットしている。そして、どんなキーワードで当ブログに辿り着いたか見ることが出来る。すると、検索して下さった方々の、酒の問題や、やめたい気持ちが、ヒットしたキーワードから伝わってくるのだ。
酒のやめ方、アルコールの害、離脱症状、血圧、酒に絡む様々な病気、その他にも、今まさに断酒に踏み切ろうと、情報を集めている方が多いような気がする。
その検索のキーワードを見て、私が考えた俳句が、今日のタイトルである。
『飲みつつも 本音はやめたい 秋の空』
変わりやすい秋の空模様になぞらえて、「男心と秋の空」とか「女心と秋の空」などと言うけれど、酒を日々飲みつつも、心のどこかで、やめたいな、やめたほうが良いのかな、と右に左に心が揺れ動いている状態を表現してみた。
ならば、やめちゃえ！と、スッパリ行けば何の問題も無い。ところがどっこい。断酒は、一歩踏み出すまでが大変。ヨシッ！と決意して、自らスタートラインに立ち、一人で号砲を鳴らして走りださなければならない。
行為としては、ただ、酒をやめるだけなのに、そこに至るまでの己の心理に、葛藤があり、紆余曲折があるのだ。これは、実際に踏み出した人にしか分からない。そして、スタートしてからまたひと悶着ある。しつこく付きまとう飲酒欲求と言う小悪魔だ。
そこで、断酒に効く薬は無いけれど、妙薬としての方法はあるので、ご紹介。それは、ひとりで悩むのではなくて、断酒仲間と一緒に酒を断つと言うこと。
スタートはひとりだけれど、断酒仲間がいれば、一緒に走ることが出来る。安定するまで辛いこともあるだろうけれど、仲間と、同じ《断酒》と言う行為を楽しむのはどうだろうか。
さて、〆の一句をば。
《やめてみて 見上げる碧空（そら）の 素晴らしさ》
《碧空》・・・《へきくう》と読み青く晴れた空のことだ。青天。これを《そら》と読ませたのは、最近知り合いのところで女の子の赤ちゃんが誕生し、その子の名前が《碧空》と書いて、《そら》ちゃんなので、ここで使わせてもらった次第。良い名前だネ！ そらちゃん！
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