妙なもので、自分が酒を飲まなくなると、飲んでいる人が異常に見える。
タバコも同じで、禁煙してから10年以上も経過すると、タバコを吸っている輩が、迷惑の前に、気の毒である。
酒もタバコも、ヤッている人々は、己が毒されていることに全く気付いていない。それが、酒では適正量であっても、タバコではヘビーなスモーカーでなくとも、毒を身体に入れて気持ちが良いとの錯覚に陥っていることに変わりはないわけで。
酒にはエタノール、タバコにはニコチン、タールその他の毒がたんまりと入っている。それらを始終身体に入れていないと落ち着かないのは、もはや合法的ジャンキーだ。
これら合法的ジャンキーの人々は、自分が毎日身体に入れている酒・タバコの本質について学ぶことは先ずない。私もせっせとこれらの毒を当たり前に取り入れていた頃は、自分には必須のアイテムであり、その毒性など考えたことも無かった。
酔う、とは、ほろ酔いから酩酊を経て、泥酔、更に昏睡まで、兎に角気持ちが良いのだ。さすがに昏睡までは経験がないが、その一歩手前までなら何度も経験した私からすると、人は、何度もその気持ち良さを味わいたいから、また酒を飲んで酔う。
しかし、どうだろうか、その代償は。のんべーを自称する方々で、これまで酒が原因の失態が無かった人はいるのだろうか。たまたま、自分や他人の命に関わる事件が起きなかっただけで、ヒヤリ・ハットしたことは何度もあるのではないだろうか。
これまで、たまたま運が良かっただけで、これからも大丈夫なんてことは、決してない。寧ろ取り返しのつかない失態をやらかして、あー、あの時酒を断っておけば良かった!なんてことになる確率のほうが高い。
仮に、今まで何もそう言った失態の経験が無いとしても、たった今、もはや酒なしでは生活出来ないならば、それが既に酔うことの代償なのである。即ち、代償は、アルコール依存なのだ。あな恐ろしや!
過去にも、酔うことの代償について記事にしているので、お時間と興味のある方は、どうか読んでみて下さいな。
2014/2/8
2014/4/23
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