あなたは見られている!
素面のあなたも、酔っぱらいのあなたも。
今や、あっちこっちにカメラ・カメラ・カメラ!である。
住宅、マンション、コンビニ、駐車場、電柱、ATM、その他あらゆるところに監視カメラ。車には、ドライブレコーダー。
そして、多くの人が持っているスマホには、当たり前にカメラと動画撮影機能が標準装備され、しかもネットに繋がっているから、Twitterなどを通して、画像や映像は一瞬で全世界に広まってしまう。先日の、足を運転台に投げ出して勤務中の、新幹線の運転手が良い例だろう。
もうひとつの例は、二日前の9月27日(2016)午前1時半頃、大阪市で、タクシーの降車時、直前でカチ!とメーターが上がって、900円が980円になったことに怒り、運転手に頭突きをして、男が無賃乗車で逃げた。酒臭かったそうだ。その後、逮捕された。
今(2016/9/29)なら、
《メーター80円足したやろ》
で、ネット検索すれば、詳しいニュースや動画を見ることが出来る。
私は、タクシー車内で怒りまくり、運転手に頭突きをし、捨て台詞を吐いて逃げてゆく男を動画で見て、あ〜情けなや酔っぱらい!と思った。たった80円にこの男は腹を立て、その醜態を全世界に晒した。
もしこの男が素面だったら、どうだったのか知るよしもないが、犯行の時点では酔っ払っていたことは、確かである。
もうひとつ、酔っぱらいではないが、つい数日前、下着を盗んだ50代の男が、被害者の女性に追いかけられ、逃げ場を失い、山手線の柵を乗り越え、5メートルくらい下の線路に落下した。これで、山手線は遅れ、私も迷惑を被ったのだが、これも矢張り、画像や動画が目撃者のスマホによって激写され、あっという間にネットに掲載されていた。
素面ならば、見られていることを意識するが、酔っ払うと、意識の箍が外れる。日本全国、いやいや世界中の都市部では、今や常に衆人環視の中で行動しているようなものだ。
いつもいつでも決めた量でピタリとSTOPし、ほろ酔い程度で飲酒を楽しめる人ならば、何の問題もないが、飲めば飲むほど切りが無く、いつの間にやら泥酔してしまう人は、自分が全く自覚していない間にやらかした醜態が、あっという間に全世界に曝け出されてしまうかも知れないのだ。
「あれは私じゃありません!」と叫んでも、最近のスマホの写真や動画は、かなり高精細になっており、逃げも隠れも出来ない。
但し、確かに、「あれは私じゃありません!」は一面では正しい。ひとつ言葉を付け加えて、
「あれはシラフの私じゃありません!」
ならばネ(笑)
で、私からの提案。
これまで一度でも酒で醜態を晒したことのある人は、アルコール依存症でなくとも、酒を断ったほうが良い。酒なんぞ飲まなくても・・・寧ろ飲まないほうが人生楽しい!
特に、年代的に中高年の人。20代ならば、「若気の至りで…」で済み、周りもお目溢してくれるだろうが、40代50代以降になると、「老醜を晒す」ことになり、それまで築いた信用も、酒の一撃で全てパーだ。もう一度築き直す時間は残されていない。
これを読んで下さって、少しでも腑に落ちた方は、酒を断つことに躊躇せず、楽しく明るい断酒を目指そう!
酒を飲まなければ、酔わない。酔わなければ、素面だ。素面ならば、自分の行動を全部覚えている。泥酔して、何も自覚が無いのにトラ箱にいた!なんてことは、絶対に起こりえない。
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