酒は、飲むよりやめるほうが断然難しく、自分の意志で断っている人は希少価値がある。
貴方や私が、よんどころ無い事情でもって酒をやめたことは、古くからの友人・知人や職場の人は、割とすぐに知ることになる。やめた当初は何だか恥ずかしくて、断酒のことは知られたくなかったりするのだが…
ところで、酒を断った貴方の周囲で、同じように酒を断った人がいるだろうか？貴方と同じように飲酒に問題を抱えている人は、きっと何人もいることだろうが、酒を断った人は一人もいないのではなかろうか。
私の場合、私が酒を断ってから、同じように断った人は、一人だけいる。以前ブログにも書いたので、記憶されている方もいらっしゃるかも。この人は、元々そんなに量を飲む人ではないが、たまたま一度、外で飲みすぎて悪酔いし、それがきっかけで断った。私が酒を断ったことを知っていて、影響されたと言っていた。
しかし、良く私のブログに登場する関西弁のＣさんのような、飲酒の頻度や量、更に身体にも問題があり、本来ならばやめたほうが良い人が何人も身近にいるが、酒を断った人は一人もいない。私と同い年のかつての飲み仲間の一人は、私が酒を断って心身共に快調であることを知り、一時私を真似て断酒モドキをしたことがあるが、１週間も続かなかった。
今、一緒に酒を断っている同志の断酒仲間の方々は、自分の意志で酒を断っていると言う、ただこの一点のみで、素晴らしいのである。何故ならば、冒頭に書いたことを繰り返すが、酒は飲むよりやめるほうが遥かに困難であり、自分の意志で酒を断っている人は、極少数であるから。
どんな手段であれ、自分の意志で酒を断っている人は、そのことを誇って良い。もちろん、あからさまに誰彼に自慢するというわけではなくて、自分の心の中で、自分を褒め称えるのである。
周囲を見渡せば、自分のように酒を断った人がいないことがすぐに確認出来るだろう。
でも、もし、同じように酒を断った人がいるなら、かなりレア・ケースであり、その人は、とても貴重な存在だ。飲み会などでは、強力な援軍である。大事にしてほしい。断酒について語り合ってほしい。
身近に断酒仲間がいる人は、それだけで断酒生活が充実する。私の場合は、断酒仲間ではないが、下戸のかみさんが、断酒の心強い友であることに、当たり前だが、酒を断ってから、気付いた。今でも感謝している。
［追記：
しゅうさん、GTOさん、Grayさんが、それぞれ奥様のことをコメントされて、中でも、しゅうさん、Grayさんの、断酒前後の、奥様への感情が、私のそれと全く同じことに、驚くやら感心するやら飽きれるやら（笑）
私も、断酒前は、下戸のかみさんが少し気の毒で、人生の楽しみの半分を予め失っているのではないかとさえ思っていた。酒を飲まないのが異常なくらいに感じていた。
それがどうだろう。自分が断酒してからは、心の底からかみさんが下戸で良かったと重い、感謝している。
人間なんて、自分の立ち位置で相手のことを白く見たり黒くみたり、勝手なものだな〜、と。相手は何も変わってないのにな〜。
］
（冒頭の写真の花は、花オクラの花。花を食べられるように改良したオクラ。朝、野菜を買いに行ったら、農家のおじさんがちょうどこの花オクラの種を採取しており、遅咲きの花がいくつか咲いていたのを、下さった。昼に、水菜のサラダに載せて食べた。オクラの花だけあって、粘りがあって、うまかった！）
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