『去るものは追わず来たるものは拒まず』
誰でも知っていることわざだ。
スエヒロさんがコメント下さったが、書き始めから何時ごろまでか、酒を断ったあと、道端に咲く花々が妙に眩しくて、パチリ!と撮影しては、ブログに飾っていた。今でも、コンパクトデジカメは常に持ち歩き、パチリ!はしているが、ブログにUPする頻度が減ってしまった。
そう言えば、3年前はまだガラケーで頑張っていたが、今やスマホを手にして、これについているカメラのほうが使用頻度が高い。ブログって、写真が入っていたほうが良いのかな〜。
ブログ開設以来、実に沢山の方が立ち寄って下さり、実際にお会いした方は今まで一人もいないが、そのハンドル名が記憶に残っている。ある時期頻繁に訪問して下さり、いつの間にかピタリと音信が途絶えるパターンが多く、ちょっぴり淋しい。
ジャンルが断酒ブログなので、飲まない生活が安定して去って行かれる方が多いと信じている。たまに、現況を聞かせて頂けると、この上なく嬉しい。
ブログの上でさえ、コメント欄には、「来たる者、去る者」の出入りがあって、書いている側からすると、あの人はどうしたのかな、今どうしているのかな、とふと思ったりする。
況してや、断酒の上では、尚更に、来たる者、去る者の往来は激しいことだろう。
酒を断ちに来たる者、その数たるや、問題飲酒者全体の数から見れば、もう、極々微々たるもので、地球上にほんの少ししか存在しないレア・アースのようなものなのかな。なのに、せっかく来たりても、去る者のほうが多いのだ。
色んなアルコール依存のウェブサイトや、ブログを散見したが、断酒した人の継続率は、ざっくり20%くらいと考えて良いようだ。つまり、100人来たりて、80人は去ってゆくのが、断酒の現状である。かなり大まかに書いているが、概ね当たっていると思う。
アル法ネットによれば、2013年の厚労省研究班のまとめで、リスクの高い飲酒者(1日平均男性40g以上、女性20g以上)に区分けされる人が、男性726万人、女性313万人、計1039万人も存在する。
仮に、今年2016年、その中の10万人の人が断酒を始めたとする。10万人でも、リスクの高い飲酒者全体のたったの1%に過ぎない。で、何年後かに断酒を継続出来ている人が、2万人しかいないと言うことだ。たったの0.2%。
年間に、断酒を始める人を、仮に10万人としてみたが、実際は1万人?1000人?100人?どうなのだろうか。しかも、誰かに強制された断酒は続かないのが確定しているので、自らの意志で断酒を開始する人の数に絞ってみれば、更に少なくなるだろう。
断酒の場合、来たるものがそもそもかなり少なく、更にその中から去るものが8割だから、ますます人数的にはシビアな世界である。
来たる、で始まった今日のブログ、同じ言葉のことわざで締めくくりたい。
『冬来たりなば春遠からじ』
今はブルブル震える冬であっても、その先に待つのは、暖かい春なのだ。心持ちも、冬来たりなば春遠からじ、で暮らしたいものだ。
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