そのニュースを読んだ時、脳天にかなりの衝撃を受けた。すぐさま、tweetした。
アルコール依存症に苦しんだ40代男性が安楽死 オランダ(AFP=時事) - Yahoo!ニュース https://t.co/dJ3rkgfi7j #Yahooニュース
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2016年12月2日
オランダと隣国のベルギーでは安楽死が法で認められている。とは言え、安楽死と聞いて浮かぶのは、難病であるとか、もう治療のしようがない末期の病であるとか、ではないだろうか。
この男性は、まだ41歳だ。詳しいことは、ニュースを読んでもらうとして、アルコール依存症の苦しみから逃れるために、こんな若い、しかも家族のある男性が安楽死を選んだ。
合法であると言っても、安楽死は、患者にとってそれ以外に合理的な解決策がないことを、二人以上の医師が判断して初めて認められるそうだ。
ニュースを読んでも、この男性の苦しみがどのようなものかは、記事からは分からず、そのため、何故に安楽死なのか、私には理解出来ていない。余程の苦しみだったことだけは確かなようである。
過剰な飲酒が元で事故に遭ったり、病気になったりで死ぬことはあるが、アルコール依存の苦しみそのものから逃れるために安楽死を選ぶとは・・・一体どういうことなのだろうか。
断酒すること、これには効果が無かったのだろうか。
もちろん我が国では、安楽死は望んでも許されない。患者の苦痛を見るに見かねた医師が、患者の安楽死の要望を叶えて、殺人罪で逮捕されたことがあった。(もし、私が医師であって、同じような立場だったら、苦しむ人を放っておけず、同じような処置をしたかもしれない。)
同じ疑問を繰り返してしまうが、このオランダの男性は、何故にアルコール依存症で、安楽死を選んだのだろう。そして、この男性がアルコール依存症の苦しみから解放されるには、これ(安楽死)以外に合理的な解決策が無いと、二人以上の医師によって判断されたことも、何だか腑に落ちない。
酒を断つ苦しみよりも、安楽死を選んだと、理解して良いのだろうか。
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