過去のデジカメの写真を眺めていたら、あることに気付いた。
酒を断った日から半年くらい、道端に咲く雑草や、目に付いた花や昆虫などを撮影しまくっているのだ。しかも、何種類ものデジカメで。
思い返してみると、いきなり酒を断って、それまでの依存からの脱出の苦しみが半端ではなかったのだが、その一方で、視界に入る世界が、丸でこれまでとは別世界のように輝き出した。
例えば、それまで気づきもしない、見向きもしない、歩いている足元に咲いている雑草の花とか、ひらひら舞う蝶とか、草木に憩う昆虫などが、色鮮やかに目に飛び込んで来た。昨日まで白黒だった世界が、いきなりカラーになったような、そんな感覚だった。
それを証拠に、書き始めた頃のブログは、目に入った草花や景色や虫などの写真が満載だ。何かが、自分の中で変わった。対象物は何も変わっていないのに、受け取る自分の感性が変わったのだ。
酒で酔うことによって、脳内で一瞬ぱっと花が咲くが、翌日まで持たずに枯れてしまう。本当は現実の世界にこそ、美しい花が沢山咲いているのに、見ようともしない。いつも、エタノールによる陶酔の世界に逃げこんでしまっているから、気付かない。
実は、いつだって世界は輝いているのだ。でも、酒を飲んでエタノールに毒されてしまった目は、分厚いフィルターが掛けられているので、現実世界は灰色にしか見えない。
酒を断つと、少しずつ、その分厚いフィルターが剥がれて、いつの日か、キラキラと周囲が輝き出す。私の目や頭のようにかなり薄汚れて曇っていた期間が長くても、断酒してみたら世界は輝きだした。
あなたもきっと、酒を断てば、世界が輝きを取り戻すはずだ。
2017年は、酒を断って、自分も輝き、世界も輝く。
猫のちーちゃんを遊ばせている時に偶然撮れた画像。PUMAのマークに似ていたので、「ちーPUMA」と名づけてみた(笑)
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