『百年の恋も一時に冷める』
・・・長く続いた恋でも一瞬にしてさめてしまう。相手の嫌な面に思いがけなく接したときのようすにいう。
「酒への百年の恋も一時に冷める方法」があれば、是非ともここで公開したいところだが、残念ながら寡聞にして知らない。どなたかご存知であれば、私にだけ教えてほしい(笑)
けれども、一時には無理だが、一年あれば酒への百年の恋は冷ますことが出来る。これは、私が実際にやって出来たことなので、これまでもブログを通してお伝えしてきた。
但し、この方法には、絶対に譲れない前提となる条件がある。
それは、アルコール依存症であろうとなかろうと、医者の診察を受けたことがあろうとなかろうと、そんなことはどうでも良くて、何が最重要なのかと言えば、
「酒をやめたいのかどうか」
この一点のみである。
ある特定のウィルスや病原菌に侵されている場合、検査すれば判明する。癌であれば、生体検査で分かる。ところが、アルコール依存症は、かなり曖昧である。先ず、人によってアルコールの適量が全く違う。同じ量と頻度でも、平気な人もいれば、アルコール依存症になってしまう人もいる。
なので、こと断酒に関しては、本人が本当に酒をやめたいのかどうか、これが一番大事なことなのだ。これ以外には、無い。
心底「酒をやめたい」のなら、酒への百年の恋を断ち切る努力をしてみたらどうだろうか。こんなことを書くのも、私がその努力をして、見事に酒への百年の恋が一年で冷めたからである。酒から解放された生活は、快適である。
私の方法は、酒害を調べ、過去にあった自分の酒による不快な経験をリアルに思い出し、酒を徹底的に嫌いになると言う、時間と労力は必要だが、至ってシンプルなやり方である。
日々、自分の状態と調べた酒の害をブログに綴り、頭の中を整理しつつ、酒の化けの皮を剥がす、とても地味で根気のいる作戦だ。酒の化けの皮は、徐々にしか剥がれない。それこそ、薄皮を少しずつ少しずつ、毎日剥がすのである。
少しずつでも剥がしていれば、ある日、酒の正体が分かる日が来る。
あれだけ好きだった酒なのに、どんどん嫌いになり、ピークでは大嫌いになって、今は、どうでも良くなった。大嫌いの内は、まだ相手を意識しているが、どうでも良くなると、例えば、すぐ近くに酒があっても、大丈夫。
どうでも良くなったけれど、酒が目に入ると吐き気を催す。これは、反射である。最初は、反応だったが、今では反射である。ここで反応と反射の違いを簡単に説明すると、反応は、脳が介在して起こるが、反射は、無意識の内に起こる。
《反応》酒→酷い二日酔いや嘔吐の苦しさを思い出す→吐き気
《反射》酒→吐き気
酒を断つだけでは、日々が苦しい。だから、仲間と一緒に断つのだろうけれど、ただ好きな酒を飲まずに我慢するだけの日々に意味はあるのだろうか。ただ我慢するだけで何か進歩があるのだろうか。
私は、ただやめるだけの断酒には否定的である。もっと積極的に、自分をこれまで雁字搦めに縛り付けて来た、《酒》について、その正体を徹底的に暴いてやったらどうなのか。
ただ苦しいだけの断酒は、10年経っても、20年経っても、苦しいままではないのか。
この苦しさはどこから来るのか、徹底的に調べることが必要だ。酒害を調査して行くうちに、酒のことがどんどん分かって来る。そして、こんなものに囚われていた自分が、馬鹿々々しくなって来る。
なーんだ、酒なんて、どうってこともない、人体には有毒なエタノールに色んな味付けをして、カラフルな容器に入れて売っているだけじゃないか。もう、こんなものに騙されないぞ!
今から始めれば、来年の今頃には、酒への百年の恋はどん冷えとなっている(かもしれない)!試してみる価値はある(かもしれない)!
(かもしれない)とつけてみたのは、私には出来たが、他の方にも出来るのかは不明なので!
ただもし、やってみて一年後、まだ酒への百年の恋が続いていたとしても、断酒も一年出来たわけだから、結局は、その努力は実ったことになる。。。
酒への恋は冷めて、今は猫に恋している(笑)
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