季節は、真冬。寒波襲来で寒い。
時は、金曜日の23時半。深夜である。
場所は、JR品川駅前の路上。
酒に酔った54歳の女と男が口論している。
突然、女が男に体当たりする。男はひっくり返って、後頭部を強打する。
口論になり体当たり 知人男性重体 54歳女を逮捕(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース https://t.co/3qCIaqMZiC #Yahooニュース
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2017年1月14日
ネットでニュースの見出しを見たとき、これは、絶対に二人とも酔っ払いに違いないと思った。
《口論になり体当たり 知人男性重体 54歳女を逮捕》
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2017年1月14日
見出しで、絶対に両者とも酒を飲んでいる!と思ったが、案の定・・・
真冬の23時半、54歳の女と男。路上で、バトル・・・
『体当たり するもされるも 飲んだくれ 真冬真夜中 狂気炸裂』
アルコールの狂気が炸裂した事件だ。
54歳と言えば、もう、孫がいてもおかしくない年齢である。俗にいう、分別盛りの年代だろう。因みに「分別盛り」とは、「いろいろと経験を積んで知識も有り、世の中の道理がよくわかっている年ごろ。また、そのさまや、その人。ふつう、中年をさす。」と、辞書に説明がある。私も、このニュースの彼らと似たような年代だ。
それが、路上で、丸でプロレスのようなバトルをして、片方は加害者、もう一方は被害者となってしまった。
加害者の女性は、取り調べに対して容疑を否認している。
被害者の男性は、意識不明の重体だ。
加害者にしてみれば、酔っぱらってしでかしたこと。もちろん、酒から醒めてみれば、これを己自信の過失とは認めたくはない。酒がいけないのだ、自分は知らない、悪くない、とでも考えて、容疑を否認しているのだろう。
被害者にしてみれば、店で知り合いの女と酒を飲んで、口論になり、そのまま店を出て、駅の近くを歩いていたところまでは記憶にあり、そこで突然、丸でカーテンを引くように、記憶が途絶えてしまったことだろう。
もし、酒など飲まず、ただ店で食事をしただけだったら、こんな結果にはなっているはずがないと思う。
酒を飲んで酔っ払うと、兎に角些細なこと、下らないことで意見が衝突し、お互いの考えが平行線を辿り、口論となる。そのまま別れてしまえば何事も起こらないのに、酔っ払いはしつこく、執拗に己の意見を通そうとする。
アルコールによって、通常の何倍にも膨らんだ怒りは、突拍子もない行動へと加害者を駆り立てる。体当たりなど、素面なら考えられない行動である。
事件の現場を映像で見たが、こんなところで無防備にひっくり返ったら、かなり危険だ。だが、被害者は、酔っぱらっている。受け身など取れるわけもなく、そのまま転倒し、後頭部を強打する。
私の、一般的な断酒時期に対するいつもの主張だが、酒飲みの人は無条件に、50歳になったら断酒したほうが良い。
ここで、50歳になったら断酒!のポイントは、無条件に!である。毎日飲んでいるとか、酒の量がどうのとか、飲んでいる酒の種類とか、月に一度しか飲まないとか、そんなことは一切関係ない。
何故ならば、普段は大して飲まない人でも、時に大酒を喰らいやらかすことがあるからである。体力の衰えは、内臓の衰えでもあり、アルコール解毒を受け持つ肝腎要の肝臓も、かなりヘタって来ている。
50歳以降の人生を、本来の自分として生きたいならば、50歳で酒と縁を切る。
定年になってからのアルコール依存症を防ぐことが出来るし、何と言っても、冒頭のニュースのような、いい年こいての酒による事件・事故の、加害者や被害者にならないで済むからである。
若ければやり直しの利く人生も、先が残り少なくなってからの立て直しは、容易なことではない。一旦コトが起きてからでは、既に遅いのである。
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