ここ数日、何人かの方から初めてコメントを頂いた。また、メールも頂いた。
何れも、このブログを読んで下さって、自ら断酒に挑んでいる方々である。
いつも、飲酒に問題がある方へと、断酒の必要性を呼びかけているので、こういった反響は、とても嬉しい。
当ブログに集って下さる断酒仲間に共通しているのは、自分がアル中であることに気付き、酒を断つ決断をして、実行していること。
2年前、読んだ本の感想を記事にしたが、この本では、家族の視点から、問題飲酒者が、アルコール依存症であるとことを早期発見し、対処することについて書かれている。
2015/6/16
「『アルコール依存症の早期発見とケアの仕方』読書感想文(断酒2年94日目)」
否認の病であるアル中が重症化すると、もはや家族の手には負えない。出来れば死んでほしい、と真剣に考えるアル中の家族は多いそうだ。
一番家族が手を焼くのは、誰がどう見ても、病気(アルコール依存症)であることは間違いないのに、当の本人が頑なにそれを認めないことである。これは、例えるなら、顔に深い切り傷があって、出血しているのに、本人が怪我なんてしていない!と認めないのと同じことなのだ。
ところが、本人が自分のアル中に気付き、認めさえすれば、とてもスムーズに回復へと進むのである。
この、本人の気付きが、早ければ早いほど、病からの回復も早い。いわゆる底着きが必要だとの考えの人もいるだろう。私に底着き体験があったのかと問われれば、あの気付きがそうだったのか?と、実に曖昧である。
底着きと気付きは違うのか、同じなのか、正直な話、良く分からない。
私が自分の酒の問題を正面から捉え、やめるしかないことを認めた瞬間のことは、今でも覚えている。これは、もう、飲み続けるわけにはいかないな。節酒だの減酒だのは、生っちょろい。すっぱり断つしかない。これが、私の断酒の原点だった。
30年以上酒を飲み続けた上での出来事だから、決して早期発見ではなかったが、それでも何とか断酒へと持ち込んで、今でも継続出来ているのは、自ら気づいて、やめたからだと思っている。
もちろん、傍からやいのやいの言われて気付くことだってある。これも、結局は自分が気付いたわけだから、回復へと進む。
厄介なのは、周囲が問題に気付き、本人に自覚してほしいのに、当の本人が否認するケースだ。こうなってしまうと、何度入院しようとも、回復は難しい。本人に自分が病であることの自覚がないからである。
私より若い方、どうか自分のアル中を早期発見して、唯一の回復方法である断酒に取り組んでほしい。いくらでも応援させて頂く!
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