酒を好んでは飲まない人、酒が体質的に合わない人・・・酒を好きではない人の、酒に対する感情が、面白い。
miasuさんのご主人は、ほとんど酒を飲まない方で、酒のことを
「飛ぶ薬」
と表現されるとのコメント・・・う~む・・・なるほど、言い得て妙なり!
改めて、《飛ぶ》を辞書で調べてみて、びっくりしたのは、「とぶ」には、漢字で《飛ぶ》と《跳ぶ》があり、15種類もの意味があると言うこと。空へ飛ぶかジャンプするくらいかと思っていたので、とっても勉強になった。
お時間がある方は、「とぶ」で、意味を調べてみると良いかも。私が見たのは、goo国語辞書だった。
その中で、飛ぶ薬としての酒の役割を表している、「とぶ」の意味がいくつかあって面白かったので、書いてみる。青字の感想は全部私の体験である。
15の意味が書かれている中で、1~6番目の意味は、飛んだり跳ねたりのこと。酒に関わるのは、7~10、12~15番目の意味だ。こんなにも当てはまるなら、正に酒は飛ぶ薬である!
------------goo国語辞書「飛ぶ/跳ぶ」 より--------------
7 大急ぎで、また、あわててある所へ行く。急行する。かけつける。
→飲み始めたら大急ぎで、酔いの境地へとかけつけていたな!
8 一気に遠くまで至る。
→いつも一気に、素面からは程遠い泥酔まで至ってたぞ!
9 犯人などが遠くへ逃げる。逃亡する。
→犯罪者じゃないけれど、飲んだ時はいつも、心理的にこの現実から遠くへ逃げていた!
10 すばやくある行為がなされたり、急に勢いよく言葉がかけられたりする。
→酒を飲んだらいつも素早く、酔っ払いに変身してたな!
12 あったものが消えてしまう。一時になくなる。
→飲み過ぎて、記憶が飛ぶことが頻繁にあったな~、所持金もあったはずなのに消えてたぞう~、スマホ(←当時は二つ折り携帯だった!)も腕時計もあったはずなのに消えてたな~とほほ。
13 つながっていたものが急に切れる。元から離れる。
→酔っぱらってやらかして、信頼関係でつながっていたのに、急に切れてしまったことがある!
14 間を抜かして先へ移る。途中が欠けてあとへ続く。
→飲み始めの記憶はあるのに、間を抜かし、途中が思いっきり欠けて、いきなり自宅で気持ちが悪いぞ!
15 写真などで、明るい部分の階調が失われて真っ白になる。
→過剰飲酒の泥酔状態から醒めて、頭が真っ白になったぞ!
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上記の意味のように、遠くへ飛びたいならば、酒を飲むべし!
(いるわけないか!)
酒を飲んで「ぶっ飛びたい」こともたまにはあるだろう。自分を、あらゆるしがらみや悩みから一気に(一時的に!)解放してくれるのが酒だ。
上記にあげた飛ぶ薬としての酒は、その効能を十分にわきまえた上で、適量を服用しないと、とんでもないことになる。
残念ながら、この飛ぶ薬の処方箋は、医者は書いてくれないので、自分で書くしかない。けれども、自分で書いた処方箋の通りにこの飛ぶ薬を服用できる人は、とても少ない。
結論として、酒は飛ぶ薬で、どこへ飛んで行ってしまうか分からないので、飲まないに越したことはない。
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