今日も見た。
まだ午前の10時ごろだと言うのに、レジ袋に包まれた缶のアルコール飲料を握りしめ、しどけなく飲んでいるおっさん。
その光景に目を背けてしまった。心の中では、なんとバカバカしいことをしているんだろうと思いながら・・・
過去にも、飲酒のバカバカしさについては数回書いている。
自分にとっての酒の正体を暴けば、酒を断つ生活が楽になることを、いつも書いているけれど、更に、酒を断つ生活が当たり前になってくると、飲酒のバカバカしさに気付くはずだ。
あれほど拘っていた酒と飲酒習慣なのに、酒を飲んで酔うことが真にバカバカしいのである。
一体何のための飲酒なのだろうか。
例えば今朝の光景にしても、あの時間から酒を飲んでいる人は、起きている時間ならいつでも飲んでいる。つまりアル中である。常に体内にアルコールが流れていないと、最早生きていられないのだ。
ニュースでは、飲酒がらみの事件・事故の報道されない日は無い。報道で一番多いのは、飲酒運転事故である。
先月の終わりにあった事故では、茨城県の古河市で、建設業の男(45)が対向車と衝突し、相手の女性(67)が死亡した。
この男が酒臭いのに気付いた警官が、呼気を検査しようとしたら、検査の器具をへし折られてしまったそうだ。現行犯逮捕されたこの男は、相当へべれけだったに違いない。
それにしても、いつも何の罪もない人が、勝手に大酒を飲んで飲酒運転した大馬鹿の犠牲になる。これがとても遣る瀬無い。その根本的原因は、飲酒である。そして、裁判で犯人に対して下される判決は、とても軽いのである。
酒は、ほんの一瞬気持ち良くなるだけの薬に過ぎない。気持ち良いと感じている自分がどこかへ消えて、ただ酔っているだけの自分になってしまった時、酒はもう気持ちよくなる薬ではなくて、自分に悪影響のある薬である。
何のために飲むか、これを真面目に考えて酒を飲んでいる人はいない。薬ならば、不快な症状を抑えるとか、血圧を下げるとか、腹痛を和らげるとか、体の症状に合わせて服用するが、酒はそうではない。
飲む頻度も飲む量も、実に出鱈目である。ヘタすると、朝まで飲み続けたりする。飲みすぎて、吐いてしまったりする。一度身体に入れたものを出してしまうことのバカバカしさ。私はこれを何度も経験したが、そのバカバカしさには中々気付かなかった。
飲めば飲むほど己を失う液体を今日も明日も飲み続けるバカらしさ、バカバカしさに気付いた人は、既に酒を断って久しい人だと思う。
断酒直後は、まだこのバカバカしさには気付かない。
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