なんで?
YAHOOで、こんな見出しのニュースを読んだ。この警部補は、49歳。
「きれいな足だと思い、つい出来心でやってしまった」と、容疑を認めているそうだ。
記事の最後のほうに、この警部補は、同僚二人と飲酒後帰宅途中だったと、さり気なく書いてあるのに気付いた。
この手のニュースを読むと、普通は捕まった人に対して、何故、こんな人がこんな犯罪に手を染めるの?って首をかしげる。このニュースでも、犯罪を取り締まる立場の人が、こんなことを仕出かしている。
きっと、この警部補は、普段は職務に忠実な人で、家庭もあって、どこにでもいる普通の人だったに違いない。もし、酒を飲まずに、シラフで帰宅していたならばきっと、こんなことはしなかっただろう。
これは、やってしまった人をけしかけた、エタノールと言う、化学的物質に大いなる原因があるのだ。
それを飲んで酔っ払った人がいけない、との考えも、もちろん認める。けれども、酒は、そもそも酔うために飲むものであって、酔えば、人間を人間たらしめている大脳がエタノールによって麻痺してしまう。その結果、タガが外れてしまうのである。
いつも謹厳実直なお巡りさんだって、人間だ。酒を飲んで酔っ払えば、理性が飛んでしまう。何をしでかすか分からない。
このことは、誰にでも当てはまる。
酒の主成分は、薬物・エタノールであり、それを体内に吸収した人間には、等しくその薬理効果を発揮する。一人一人、許容量が違うから、全く同じ量を飲んでも、その効き目は同じではないけれど。
世間的にそれなりの職業・地位・年代の人が、ニュースになるような事件を起こす場合、破廉恥な犯罪が多い。そして、大体が、酒を飲んで酔った上でやらかしている。4~50代と言えば、人生をそれなりに生きて来て、分別のつく年代のはずなのに。
エタノールの薬理効果により、自分で自分が分からなくなり、ついついそれまで理性で抑え込まれていた本能が顔を出し、シラフでは考えられない行動をする。自分の家の中ならばまだ良いが(昨日書いた記事のように、家庭内でも事件は起こるけど!)、外では、まずい。犯罪へとつながる。
冒頭で載せたニュースにしても、この警部補が酒を飲んでいなかったら、恐らく起きていない事件だったのではないだろうか。同僚二人と、どのくらいの量の酒を飲んだのか知らぬが、酔っていたことに間違いはないだろう。
飲み始めたら、ここまでなら大丈夫!の適量を必ず守ることが出来るわけではない。越えてしまうと、自分が自分ではなくなる。それが、飲酒である。
そんなわけで、この事件を他山の石として学ぶならば、酒を飲まないこと。これに尽きる。
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