昨日の記事は、電車関連だった。もうひとつ、今週の前半のある日のこと、電車で起きたことがあった。
それを・・・書こうかどうか迷ったのだが、記憶が鮮明な内に、書いておくことにしよう。
その日、私は、所用で朝の通勤時間帯の電車に乗っていた。あまりの混雑で、下車したい駅では身動きが取れず、仕方なく、次の駅で降りて、ひと駅戻ることにした。
たったひと駅だが、朝の混雑で、電車はノロノロ運転だ。私は両手を上に挙げて、網棚の縁のパイプを掴んで窓外を見ていた。
と、その時・・・私の背中に妙な振動が伝わって来た。
振り返ると、40代くらいの男が、20代くらいの女性の背後に、密着している。かなり不自然である。その男の左手はリュックのショルダーストラップを握っているが、肘から先の見えない右腕が不自然に動いている。
(痴漢だな!)
その怪しさは歴然で、女性の背中からも、不快感が伝わって来る。
さ~て、どうしたものか。正直な話、あまり関わりたくはなかったが、行きがかり上、放ってもおけない。私は、同じように窓外を見ていた、隣の、スーツ姿の青年に目配せした。
その痴漢の動きは、誰が見ても怪しいので、普通の人なら気付く。私も青年も、首を横に向けて、痴漢の動きを背後から凝視していた。痴漢は、己の邪悪な快楽の世界に浸りきっており、まさか私と青年に見られているなどとは思いも寄らぬことだったろう。
電車が次の駅に着く寸前、青年が叫んだ。
「お前、何やってんだよ!」
と同時に、ドアが開いて、痴漢は逃げようとした。が、すかさず、その両脇を、青年と私でがっちり捕まえた。それでも、痴漢はもの凄い力で振り切ろうとした。けれども、さすがに、男二人に抑えられて、観念したようだった。
被害女性と、痴漢と、私と青年は、駅の事務室へ向かった。私と青年は、駅員さんに事情を説明し、自分の連絡先など書いて、その場を後にした。その後、痴漢と被害女性がどうなったのかは知らない。
もし、私が目的の駅で下車出来ていたら、この痴漢は、まんまと己の目的を果たし、何事も無かったかのように職場へと向かい、被害女性は泣き寝入りしていたことだろう。
かみさんや親しい人に伝えても、
「良くやった!お手柄!痴漢なんて自業自得なんだから、同情の余地なし!」
と、こんな感じだった。
悪いことをした人を放っておけなかったのは、良いことだと自分でも思うし、痴漢に同情する積りも毛頭ないのだが、それでも何かが私の心に引っ掛かっていた。
このことを、ある人に伝えたら、
「きっと、のみすけさんが目的の駅で降りられなかったのは、その痴漢を捕まえるための天の配剤だったんですよ!」
と言って下さった。
なるほど!そういう考え方だと、すっきりするなぁ。。。
このある人とは、断酒してから知り合った人、つまり断酒仲間である。持つべきものは、断酒仲間!
当事者は、気付かず、第三者は気付く。アル中も、自分では気付かず、第三者が気付く。自分で自分のしていることに気付かなければダメだ。
もうひとつ、もし私が断酒していなかったら、前夜飲みすぎて二日酔いで、痴漢に気付かなかったかも知れない。もし気付いても、対応することが出来なかったかもしれない。矢張り、24時間いつも素面でいられる断酒生活が一番良い。
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☆お知らせ
関西オフ会の日取りが、7月2日(日)に決まりました!
関西在住で、ブログ『さあ、断酒しよう!』のマッキーさんとのコラボレーション・オフ会です。関西人のマッキーさんに幹事お願いしま~す!
詳しいことは、マッキーさんとこれから相談しますけど(笑)
「関西オフ会、こてこてに楽しいはずちゃいまっか?」(←私の怪しい関西弁!?)
関西の方、7月2日は、スケジュールを空けておいて下さい!
関西だけでなく、日本全国からの参加をお待ちしてます。
参加ご希望のかたは、のみすけまたは、マッキーさんにメールをお願いします!
マッキーさんのメールアドレス→mackey_danshu@yahoo.co.jp
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