早起きは毎朝のことだが、今朝は、自転車で外へと飛び出した。
いつもの農家で野菜を買ってから、友人と近所の川で、釣りをする約束があって、そのまま向かった。自転車の前かごには釣り道具、後ろかごには野菜が積んである。
川の畔には、イートインコーナーのあるコンビニがある。まだ6時前、約束の時間には早いので、そこへと入り、100円で飲めるレギュラーコーヒーを注文した。
たったこれだけなのに、なんだか朝から、とても得した気分。コーヒーも、うまい。
友人との川での釣りは、昨年の秋以来である。まだシーズンには早かったのか、友人が1匹、私が2匹しか釣れなかったが、快晴の空の下、とっても気持ちが良かった。
その後、友人の誘いで、「朝からやっている焼き鳥屋」へと移動した。まだ、9時半である。
朝からお肉屋さんが焼き鳥を焼いていて、簡単ながら酒も出してくれる、なんとも不思議な空間。そこだけ、昭和どころか大正時代のような。
友人は酒を飲むので、缶ビール。私は、入り口にあった自動販売機で、サイダーを買ってから入店したので、それを飲んだ。
さてさて、焼き鳥だが・・・どのくらい振りだろう・・・皮、レバー、ハツ、砂肝、カシラ等々、小皿に載せられて出て来るのに、ちょいと七味を振って、ガブリ!久しぶりだな~。これだけの量を食べるのは、断酒以来、初かも。
久しぶりに飲んだくれ時代の大好物=焼き鳥を食べて分かったこと・・・
それは・・・うまいものに酒は要らない!うまいものは、それだけでうまい!うまいものは、酒のつまみではない!うまいものは酒の添え物ではない!うまいものは、それだけで、うまい!
今日書きたいのは、久しぶりに食べた焼き鳥のことだったので、ここで一先ず目標は達成したのだが・・・そこで聞いた話がおもしろかったので、記しておく。
昨日の夕方、ここで酒を飲んでいた男二人が喧嘩になって、警察まで来たそうだ。釣りを一緒にした友人が仲裁に入ったとのことだが、誰かが110番してやってきた警察が介入する前に、蜘蛛の子を散らすように、喧嘩の関係者は逃げてしまったそうだが(笑)
そんな話を聞いている時に、「おはよう!昨日は、悪かったね~」と、軽装の中年男性が登場した。左目の周囲が、殴られた跡で、青たんになっている。
私は内心ぎょっとした。この人が、昨日の喧嘩騒動の当事者なのか!?
話して見ると、気さくで良い人だった。酒癖の悪い相手に、一方的に殴られたような、そんな話だった。この人はそこまで酔っていなかったので、抵抗しなかったそうだ。
それにしても、酒の怖さよ。
この人も、ある意味凄いなと思ったのは、酒が原因で殴られて、顔に大きなあざを作っているのに、翌日また酒を飲みに来るとは、一体どんな心理なのだろう・・・私には理解しかねる。
焼き鳥はうまかったが、酒による喧嘩の話は怖かった。
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