こうするしかない、進む道は分かっているのに、中々決断出来ないことがある。
それは例えば、好きな人に告白することだったり、痛む親知らずを抜くことだったり、その他人生では、多々あることだろう。
何れにしろ、傍から見たら大したことではないかもしれないが、本人は真面目に悩んでいる。こうするしかない、と決まっていることに、うじうじ悩んでいる。最終的には、決断しなければならないことは分かっているのに。
私は最近、何を悩んでいたのかと言うと・・・猫の去勢で、悩んでいた。
専用のブログがあるので、最近こちらには登場しないが、我が家の猫のちぃちゃんの去勢手術だ。これは、猫のちぃちゃんを知人から譲り受けて飼い始めた時点で、やらなければならないこととして分かっていた。
ご存知の方も多いと思うが、猫を室内飼いするに当たって、避妊去勢手術は、不可避である。特にオス猫は、それをしないと、あちこちに縄張りを示すための臭いおしっこ(スプレー)をするそうだ。
ただ、たかが猫の去勢と言ってしまえばそれまでだが、私にはかなりの抵抗感があった。オスのシンボルを取り去ってしまうのであるから。
何とか取らないで済む方法はないか、ネットで調べたり、猫を飼っている知人に聞いたりした。が、オス猫の場合、繁殖させないなら、去勢したほうが、猫の幸せでもあると、長年猫を飼っている人からも言われた。
それで、今日、動物病院に電話して、ちぃちゃんの手術の予約をした。これを決めたことによって、心の中がとてもすっきりした。
必要なのは、決めること。決めたら、実行することだ。
この一連の経緯は、正に自分の断酒に至るまでと似ている。本当は断酒しか進む道は無いのに、何とか節酒とか減酒で済ますことは出来ないかと試してみたり、酒を人生から取り去ったら、生きていけないのではないかと悩んでみたり・・・
今考えると、全く馬鹿げているが、当時は真剣に悩んでいた。酒と別れるなんで考えられなかったから。
断酒しなければ・・・と思いつつも、まだ断酒に踏み切れていない方から、たまにコメントを頂くことがある。そのような方へ、私からメッセージを送りたい。
必要なのは、断酒を決めること。
どうしようかな、分かってはいるのだけれど、やめたくないな、でも、やめなきゃな・・・これを繰り返していても、堂々巡りである。
すっぱりと、たった今、断酒を決めて、家じゅうの酒を流しに捨ててしまったらどうだろうか。(飽くまでも、捨てるのは自分の酒であって、自分以外の人が飲んでいる酒を間違っても、捨てないように!)
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)