元々大酒を飲んでいた人が、飲まなくなる。
病気で飲めなくなる、自らの意志で飲まなくなる、誰かに飲まないことを強制されるなど、表面上はどれも、断酒である。
5年目を迎えた私の断酒は、自らの意志で飲まなくなったものだ。今では、この、24時間いつでも素面の生活のほうが、飲んだくれ時代とは比較にならないほど快適で楽しい。二度と暗黒の飲酒生活に戻りたくはない。
昨年から、オフ会を何度か経験してみて、断酒に二つのタイプがあることに気付いた。《こもる断酒》と《出ていく断酒》。これは、表現を変えると、《暗い断酒》と《明るい断酒》になる。更に表現を変えると、《うじうじ断酒》と《さっぱり断酒》。
何となくだが、断酒には、引きこもるイメージがある。大酒を飲むのも引きこもってする行為のことが多いが、その酒を断つのも、ひとりで悶々として行うような感じがする。
そのような断酒をしている人もいることだろう。
オフ会で、とっても明るい断酒仲間と会って、私が思ったのは、積極的に出ていく断酒のこと。それは、ある意味、《攻撃的な断酒》と《保守的な断酒》とでも言うべきか。英語で表現するなら、《アグレッシブな断酒》と《ディフェンシブな断酒》か。
《攻撃は最大の防御なり》と言う格言がある。
断酒も、これで行くのがいいのではないか。ただひたすら念仏のように、「飲まない・飲まない・飲まない・・・」と、酒を飲まないだけの生活は、辛く、苦しいし、暗い。
☆仲間に会うために、出ていく断酒。
☆酒を飲まない生活の楽しさをとことん追求する、明るい断酒。
☆過ぎ去った飲酒時代を追わず今の飲まない生活に満足する、さっぱり断酒。
☆酒をしつこく勧められてもきっぱりと断る、攻撃的な断酒。
これらポジティブな断酒をひっくるめて、出ていく断酒と名付けて、今日のタイトルにしてみた。
6月、7月、8月(女子会)、9月又は10月、と、計画されているオフ会。女子会以外は私も出ていくけれど、参加される皆さんも出て下さる。自分の殻から出て、仲間に会う、アグレッシブな断酒。
医療機関にかかることも、自助の会に出ることも、ブログを書くことも、読むことも、コメントを寄せることも、これら全て、アグレッシブな断酒である。中でも、仲間に会って話すこと、これが一番楽しいかな。
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