ティモ太郎さんから昨日頂いたメール。
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飲み会・懇親会の席で若い頃、先輩からは、「吐けば強くなる!」そんな教育されました。
メチャクチャな話ですね!
トイレから戻ると矢継ぎ早に…
「吐いた後はスッキリしバンバン飲めるべーー!」ときます。
完全なアルハラでしたね。
しかも、素直に信じてた私がいる(-_-;)
なんてこっちゃ・・・(・_・;
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「酒なんて、吐けば強くなるんだ!」
私もそう言えば、若いころこのフレーズは何度も聞いたことがあるのを思い出した。
百歩どころか、百億歩くらい譲って、「吐けば強くなる」が本当だとして、はてさて、毒物である酒に強くなって、何の意味があるのだろうか?
実際には、「吐けば強くなる」は、大嘘で、単に身体を虐めているに過ぎない。アルコールを分解する酵素を生まれつきどんな形で持っているか、持っていないかによって、酒への強弱は、人によって次のように分かれる。
- 全く飲めない人
- 酒に弱い人
- 酒に強い人
全く飲めない人は、吐くほど飲むと死んでしまう。
酒に弱い人は、アルコール脱水素酵素(ADH)の力が生まれつき弱い。だが、飲んで鍛えているうちにミクロゾーム・エタノール酸化酵素(MEOS)というのが働き出して飲めるようになる。このような人は、食道がんの罹患率がかなり高くなるのも確かである。
酒に強い人は、吐くほど飲んでも吐かない。たぶん。
酒に弱い人が、飲めるように鍛えた結果、どうなったか。私の良く知っている人の死を通して考察したことがある。3年前に書いた次の記事だ。
2014/6/20
『飲めるように鍛えた男の死(断酒1年98日目)』
因みに私は、数えきれないほど吐いたけれど、全然酒に強くはならなかった。これによっても「吐けば強くなる」は大嘘であることが証明されている。
今でも言われているのかどうかは知らないが、「吐けば強くなる」は、アルコール・ハラスメントの常套文句なので、言われても無視するように、馬鹿げたキーワードとして頭の中に登録しておいたほうが良い。
そもそも、飲んで吐くのは、身体が酒に対して拒否反応を示しているのであって、吐いた後にまた酒を飲むなど、愚の骨頂以外の何ものでもない。
今でもこんなことを言って、飲めない人に無理やり飲まそうとする大馬鹿者はいるのだろうか。
酒に強いとは、毒を飲んでも平気だぞと言うのと同じこと。いつまでも強いままでいられるはずもなく、いつの日かアルコール依存症になるか、身体のどこかが病気になる。
酒そのものの真実を知れば、酒に強くなることに何の意味もなく、寧ろ害悪であることが分かる。
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